Art-Hanaの日記

2005年08月17日(水) 五山の送り火

今年も昨日、五山の送り火が過ぎた。さいわいに、わたしの家の屋上から東山の大文字・妙法・船形・左大文字・が見えるんで、友達のKちゃんが「今年も送り火さしてな、」と来はった。Kちゃんはお料理を作るのが好きで海老・掻き揚げ野菜の天ぷら・お茄子とぼうだらの炊いんやらと、京のおばんざい、よろしゅうに作って来てくれはって、久しぶりに今度の九月の選挙・政治の話やら、世間話、「そやそや」「ほんまに、ほんまやなぁ〜」て、なんとはなしの話でこういうのを「毒にも薬にもならん話」というもの。昨日は宵になって少しやさしい涼風が吹いてきて大文字五山送り火は心地よい感じで送らしてもらえた。午後八時に点火、東山の大文字の真ん中から火が点き、大の字が見事に浮き上がる・次に妙法に火が点き、次は船形に点く、鳥居形は、わたしの所からは見えない、終りは左大文字に火が点く、「古典のイルミネェーションやなぁ〜」とKちゃんは言わはる。ほんまにお盆の五山送り火は艶やかで厳粛、壮大で幻想的な輝きにいつも、思わず見とれてしまうし、思わず手を合わしてしまう。敬謙な古典のイルミネェーション言うたら勿体ないみたいに思うなぁ〜。この「京の五山の送り火」は「平安時代とも室町時代ともいわれ、長い間、京の町の人々に親しまれている。この五山の送り火はお盆の先祖供養の一般信仰と結びついたもので、お盆に帰ってきた先祖の魂を再びあの世に送り出すという意味があり、また、厄除けのご利益もあると信じられ、送り火の灯を映した杯を飲むと中風にかからないといわれている」と、言われている。わたしもKちゃんも、もう両親、身内と亡うなっているんで、この毎年「どうぞ極楽浄土に無事お帰り下さいませ」て、拝んでる。もう今年の夏もぼつぼつ終わる・・・。しかし今年の夏は人工的なともいえる暑さが加わり、しんどい、まだまだ残暑厳しくやろうなぁ・・・。


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