Diary
沙希



 嘘。

みんな何食わぬ顔しながら

次から次に嘘を重ねていく。。。

知らない間にこの世界には嘘が溢れてて

きっと嘘発見器なしじゃ外を歩くことさえ怖くなる。

        +

嘘も必要??

時と場合によっては・・・。

でもわたしは知りたいし。

痛い真実でも。

苦しい真実でも。

根も葉もない嘘よりはマシでしょ??・・・きっとね。

        +

なんも感じずにただ相手の言い分を信じていました。

だって嘘つく必要なんてないって思ってたから。

信じるって言うか疑わないのがあたりまえだってそう思ってました。

だけどね、全部嘘で。全部全部嘘で。

その人のこと、別になんとも思ってないし

いようといなかろうとわたしの日常にはなんの些少もないような人。

だけど人を信じることが怖くなってしまいました。

強度のカルチャーショックを受けたときみたく

自分の中のあたりまえというものにヒビがはいってしまったようで。

         +

たぶんそれはわたしに対してだけの問題でありうるレベルではなくなっていたことも理由の一つでしょう。

その嘘でわたし以外に傷ついた人がいるという事実を知ってしまったから。

ふざけてる。

どうして人は人に痛みを与えるのだろう。

どうして人は人を傷つけるのだろう。

どうして人は人に平気な顔で嘘をつけるのだろう。

そうわたしも含めて。

人間というものは。

         +

ただ今日は本当に疲れたから

もう何も考えたくありません。

痛みをどこか奥の方へと追いやって

不信感をベッドに入れて眠らせて

わたしは何も考えずに日常を送るのです。

今はそれでいい。

・・・よね。

2001年10月31日(水)
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