tenQ小伝

2002年02月06日(水) 写真美術館の展覧会・ヒカルの碁

写真美術館で「入江泰吉・杉本健吉・須田剋太」
三人展を見る。

三人とも同じ年に生まれている。その一年後に
破戒僧と自称していた東大寺の観音院住職上司海雲
が生まれた。

上司の観音院をベースにしてこの三人は知り合う
ようになったという。

珍しい展覧会だと思う。

私は三人とも好きな作家なのでポスターを見てすぐ
足を運んだ。

須田剋太の絵をみながら、これは須田剋太だという
もののことを思う。

まぎれもないその人の描いたものだとわかるクセの
ようなもの、何を描いてもやっぱりその人のものだ
というようなもの、そうしてそのクセのようなもの
が見る人に何かを植え付けるもの、それは何なんだ
ろうと思う。

展覧会の最後の部屋に行った時、杉本健吉の絵で
須田剋太の絵かと見誤ってしまうようなのが数点
あった。

同じような作風でありながらどこかで独自なものを
見つけていったのだろう。


「ヒカルの碁」という漫画があるのかな。
見たことがないのだがその影響で子供の間で囲碁が
流行ってきているらしい。
この間チャットに平塚の人が来て、その人の子供も
囲碁をやると言っていた。
平塚は木谷道場(囲碁界では有名なプロを多数輩出
している道場)があるところなので囲碁人口は多い
のだと言っていたな。


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