2003年08月08日(金)
最後に笑う女
「沙粧妙子・最後の事件」が再び私の中で盛り上がっております。
知らない人のために簡単に説明しておくと 1995年にフジテレビで放映されたドラマです。 主人公は、元・犯罪心理捜査官で、現在キャリア刑事の沙粧妙子(浅野温子)。 彼女の犯罪心理捜査官時代に、優秀な同僚でもあり、恋人でもあった梶浦圭吾(升毅)は、犯罪者と面会し、プロファイリングしていくうちに「犯罪の魅力」に取り付かれ、犯罪者と同化していってしまいます。 ついに、妙子の親友かつ同僚を殺し、遺体の口に妙子の好きだった薔薇の花を詰める装飾を施します。 もちろん梶浦は逮捕されますが、逃亡。
それから3年の時が流れ、岩手から松岡刑事(柳葉敏郎)が、妙子の部下として配属されてきました。 警視庁の科捜研には、妙子の犯罪心理捜査官時代の同僚、池波(佐野史郎)がいます。 そんなある日、爪を剥がされた死体が発見されました。そして遺体の口には薔薇の花が・・・。
・・・・というお話です(よくわかりませんね)。 しかも、家の近くのレンタルビデオ屋さんには、「沙粧〜」のビデオがないので、非常に記憶が曖昧です。すみません。
しかし、息も吐かせぬ展開のストーリーと、不気味な梶浦の存在、そして普段はクールけれど、梶浦のことになると激しやすい沙粧さんのかっこ良さ。 そういうことはものすごく記憶に残っています。
そしてこのドラマは、一見そうは見えないけれど、実は切ないラブストーリーだったりして。そういうところも私の涙腺を刺激します。
人間の悪意とは何か、それはどういう時に目に見える形になるのか、そういう重くて暗いテーマを主題としていますが、私の中ではこれはあくまでも「愛」の物語なのです。
(このドラマは脇役陣も実に豪華で、ゲストの殺人犯役として、香取慎吾、国生さゆり、柏原崇が出演しています。そして、たった1シーンだけの出演の殺される役として、反町隆史が出ています。柏原崇に恋する少女の役は、ブレイク前の広末涼子です。よく見ていると、神田うのやセイン・カミュも出ています。よく見ないと気付かないような役なのに)
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