2002年04月02日(火) |
1633 Broadway |
NYC。NYC。始めてこの街に来たときの事をよく覚えている。 メインでの語学研修が終わり、友人とこの街に始めてきた。 ラガーディア空港からタクシーに乗りブルックリン橋をから始めてBIG APPLE(マンハッタン)を観た時は感動した。 ここがアメリカだと思った。 始めてきた場所はメインの片田舎だった。 そこがスタートだったかもしれない。 でも俺はこの場所を全ての始まりにした。
このマンハッタンを観た時から全てが始まった。
その時はただ通りすぎていた1633 BROADWAY 50TH。 この黒いビル。 それが俺の会社の総本山。 すぐ横を見ればタイムズスクウェア-が見える。 マンハッタンのど真ん中。 全世界に散らばる30100人のコンサルタントのヘッドクオータだ。 えらそうなビルだ。
始めてきたときは夢だった。 この場所で働く事がね。 何時かこの街に住んでやる。 そう語学学校時代の友人にメールを書いた。 マンハッタンに散らばる摩天楼を見ては心を躍らしてばかりいた。 多くのNYCに憧れる若者と同じようにね。 でも夢だった。
ここで働きたいと手を上げれば叶ったかもしれない。 その時描いた夢がアメリカンドリームになったかもしれない。 でも、それはしなかった。
「なんで?」
と質問される。
「未だここに来るべきではない気がしたから。 俺にはまだ早い。」
それが理由。 まだ俺は日本にやり残した事がある。 それにケリをつける。 そしたらここに来る。
だからここをスタート地点にする。 1633 BROADWAY 50th。 暫らくこの50階位のビルを眺める。 でかい。 威圧感がある。 でも、ここに戻ってこれれば俺は超一流国際コンサルタントだ。 道のりは険しいね。 うーん。 いろいろあるんだろうな〜。 大変だろうな〜。 取り合えず目指してみましょうか。
「なぜ目指すのでしょう?」
「分からない。」 訳なんているんだろうか? なにかを諦めるのには理由は必用だけどさ、何かを始めたり、目指したりするのに理由なんか要らないと思う。
「ただ行ってみたいから。」 これで十分じゃない?
6年前の夢が今の俺だ。 その時に思った夢は叶った。 全くなにもなかった。 だから今度も叶える。 次の10年の目標って奴。 いいんじゃない? 楽しそうジャン。
取り合えず「黒い壁」に手を付ける。 そこで誓う。 俺は必ずここに来る。
なんか俺って面白い人生生きている気がする。 面白きかな我が人生。
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