京のいけず日記

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2004年12月05日(日) 日曜日8時の我が家

【登場人物】
 父と、母(ワタシ)
 お姉ちゃん(中3。花の受験生。父に似て、マジメで成績が良い)
 まる子(小6。母に似て…カワイイ性格…としておこう)

近藤勇の似顔絵「いけず家」の茶の間に流れているテレビ番組は、もちろん、新選組! 

今週は早や48回。近藤と土方の今生の別れとなる流山のシーン。

近藤は大久保大和と名乗り、新政府軍の陣に出頭することを決意する。

近藤:(土方に向かって)
まだ、あれを持っているか?

まる子:それって、アレやろ?

なに?

まる子:そやから。ビンの栓! 

ピンポーン♪

まる子が覚えていたことに、ちょっと感激。なぜなら、
子ども達はいつも「ながら族」で、ド真剣な母を冷やかすように見ている。
時には退屈そうにチャンネルを変えろと、のたまっていたから。

まる子:そら、お母さんに一年間付き合わされたんやもん。

おいおい。誰も付き合えとは言ってへんで。


ほんま一年って早いなぁ。
なんのかんのと我が家は一年間欠かすことなく大河を見続けたことになる。
最近、こんなに連続してドラマを、それも家族揃ってで見たことはない。

楽しかった。
マンガ週刊誌をせっせと毎週買いに行っては、読んでいたような感覚かな。
正直なところ、単行本を買って揃えてまで…にはいかないけれど。


番組の最後のコーナーで、二人の写真が出ていた。

まる子:こっち(近藤)は似てへんけど。こっちの人(土方)は似てるな。

お姉ちゃん:うちもそう思う。そっくりやん。

え?そ、そうかなぁ…? あんまり似てへんで (←天邪鬼)

お姉ちゃん:んじゃ。どっちがカッコエエと思うん?

そりゃ。決まってまんがな。ご本人。写真の人!


えぇーーーーっ!? ←まる子&お姉ちゃんの大ブーイング。
(山本歳三)の方が、めちゃカッコエエやん。なっ?なっ! 

と、互いの美的感覚を確かめ合う二人。

人それぞれやなぁ…。
確かに山本歳三さんは色も白くて、きれいで、かっこいいけれど…。

うーん。可愛すぎる。(歳三さんの持つ可愛らしさとは、また違うんね)

洋装姿は今までの土方役者と比べると似合ってるし、実際、椅子に座ったところや、柱に突っ伏していた立ち姿は、ドキンとするほど似てた。

でも、なー。ちゃうねん。
(そりゃ、本人とちゃうから、あたり前なんやけど)

歳三さんは根が柔らかくて、おかしみのある人。だと思う。
で。ここで決めようとか思わなくても、自然とそれがあった人。
ほんまにええかっこしぃ。

山本さんはすごいサービス精神があって、律儀で、ほんでもって、
まじめな人やなぁ、って思う。

それで、時々、笑いというか、人柄が、サービス精神が見えてしまう。
だから。あ、こっちも笑わなきゃ、って思ってしまう。
細かく芝居しているなぁ、と思う。それが邪魔して感情移入できない。
そんな感じで、見ているのが、時々しんどくなってしまう。

うちの子供たちも、山本歳三さんがカッコイイと言っている。
たぶん。こんな風に思うのは、私ぐらいなもんでしょうね。
ひねて、いけずな性格?のせいかな。すみません。

3年後の山本さんで、もう一度、土方見てみたいなぁ。


かっての名沖田総司役、島田順司さんの姿を見て、懐かしく、喜びつつも、
「老けたなぁ」と、つい本音が…。はぐれ刑事の方が定着しましたね。
でも…。あの笑い方は同じかもしれない。

まる子と同じ小学生の時に見てたんだよ、お母さん。

今では栗塚歳三さんより、その他の誰より、歳三さんが一番好き♪


Sako