京のいけず日記

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2004年12月06日(月) 塾の先生とご対面

休みたい。休みたい。遊びたい。落書きしたい。明日休みになんないかなぁ。ふーっ。の絵。
講習 19日目
月曜日はユーウツ。

と書いてる今日は
木曜日なんだけど (^_^.)

週明け早々、仕事連ちゃん。
帰宅が夜の11時に近い。

妻業。母業。

自分の時間。
遊ぶ時間が欲しいなぁ。




さて。先週の土曜日の話。

娘(中3)の塾の先生と初めて会った。いわゆる個人面談ってやつ。
塾の先生とは電話で話したぐらいで、数えるぐらいしかない。

長女曰く。
「あんなぁ。塾のセンセが、お母さんのこと怖いって言うたはったで」

へ? なんで? こんなに優しい人をつかまえて。
俗にいう「イイヒト」と呼ばれる部類。
頼りないと言われることはあっても、怖いなどと言われたことはない。

面談当日。仕事先から直行するも、約束の時間より15分ほど遅刻。
娘が心配して塾の前に立っていた。

「遅いやん」

「そやかて。言うてたやん。遅れるかもしれんて」

私の15分は、几帳面な娘の1分。体内時計に相当ズレがある。
親子喧嘩になりそうなところへ塾の先生が登場した。

「遅れてすみません。いつも娘がお世話になっています」とペコリ。

背広姿で現れた、背の高い先生は30代後半〜40代前半かな?
目鼻立ちが大きいが、圧迫感や、逆に腰の軽そうなところもなく、好印象。

この人が、娘がタメ口で何でも話しやすいと言っていた先生か…。
もっと若くて、何でも友達のノリで擦り寄る、軽い人かと想像していた。

授業終了後も、熱心に娘の勉強の相手をしてくれているらしい先生。
左手薬指の指輪を見て、なぜかホッとしている、ばかな母親。


誰もいない部屋に案内され、いわゆる三者懇談の形。緊張。
同級生らしい男の子が間違えて部屋に入ってきて、慌てて出て行った。

通りいっぺんの挨拶をすます。娘は隣で黙り込んでいる。
少子化の昨今、塾もビジネスだから、
親がくすぐったいような言葉を言うのかと思いきや、

「もう少し英語で点が取れるといいんですがね」

おっ。いきなりくるか。
と、思わず顔を見ると、先生の目はクールで真剣。視線をそらさない。

手元には、夏休みに入塾して以降の塾内での学力判断テストの経緯や、
市内で毎月行われている模擬試験の結果、偏差値などの分析データ。

ご機嫌取りの営業笑いもなく、 おぉ! これが進学塾か。
勉強とは疎遠だった私にはカルチャーショック。

そういえば、はじめて塾へ来た。
入るときも娘がここがいいと決めたので、特に下見もしなかったんだっけ。
パンフや、HPは見たけどね。説明会にも行かなかった。

「娘の一生が掛かってんねんで。お母さんっ」

何をたいそうな。

どうやら勉強しろとウルサク言われたいらしい娘は、ほっぺたを膨らます。

夫婦合わせて100歳をとうに超えてしまった私達。
受験や、学校で一生が決まるもんか、と、ダンナも、私も腹では思ってる。
だから勉強などしなくていい、というのでは、ないんやけど、ね。

勉強だけに時間を費やせる今が、どんなに貴重で、恵まれているか。
同じやるなら、レベルも、環境も整っていることに越したことはない。

だけど本当に勉強がしたいと思えば、本当に必要であれば、
どこでだって、いつだって出来るんやないか。そう思う。

目指せ! 伊能忠敬(笑)

言わないのが幸いしてか、親に危機感を持った娘は負けず嫌いで勉強家。
安全圏でないが、難関を狙える範囲。それだけにプレッシャーの中にいる。

何を好んで追い込むのか。もっと楽にしたら? と、怠け人は思うが、
娘には娘の考えがあるようだ。

2月の初めで今の仕事が終わったら、せめて春が来るまでの一ヵ月半は、
仕事はあまり入れずに、受験生の母を熱演してあげたい。

温かい夜食も、カツ丼も作ろう。
大事な日に風邪をひかないように、娘の体調管理に気を回そう。

どうぞ、娘が志願校に受かりますように…。
来年は神様への願い事が多くなりそうだ。


…で。塾の先生の話に戻すと。

面談後、長女曰く。
「あんなぁ。塾のセンセが、お母さんの事よう分からんって言うてはった」

苦笑い。そら、そやろ。
マジメなのか、フマジメなのか、堅いのか、柔らかいのか、
自分でもよう分からん。

ましてや、妄想の中で遊ぶ私…。
「キミのお母さんはビョーキです」 はいはい。ほっといて。


Sako