京のいけず日記
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サンタさんへ
いい子にします。 勇ましい武者絵の凧を下さい。
八木為三郎
← 八木家へ迷い込んだサンタクロース
イブの夜、サンタさんはベランダにそっとプレゼントを置いていった。
朝。子ども達が目覚めてベランダを覗き、包みを発見し、狸寝入りの父と母を起こすという仕掛け。靴下を枕元に置く。そんな真似事もしたっけ。
「サンタさんは何で欲しいものが分かるん??」
まだ幼かったまる子が、真顔で、不思議そうな顔をするのを、3つ年上のお姉ちゃんと目を合わせて笑ったもんだ。
おままごとのような家族。我が家にもこんな時があったんだな。 サンタさんは我が家にはもう来ない。
仕事帰りに寄り道して、バイカルのクリスマスケーキと、マフラーを2つ買った。ベージュの無地はお姉ちゃんに。赤と白のボーダーはまる子へ。
ああや、こうや、色々考えて、人にプレゼントするのって好き。 もしかして、もらうより好きかも…。で。喜んでくれたら、すごく幸せ。
ああ。なのに…。食後みんなでケーキを食べている時だった。 ダンナが、思いがけずにプレゼントだと小さな包みを渡してくれた。
え…。ダンナには何もこうてへんやん。アクセサリー…?
用意していなかった後ろめたさを感じつつ、包みを開けた。
この間、出張した時のお土産か…。なんだ。
金箔を使った緑のペンダントは、何というか…。悪しゅ…いや、いや。いや。 喜ばなあかん。うちの為にこうてくれたん。そやけど…ははっ…ま…。
子どもは正直だ。 「お父さんの趣味は分からんなぁ〜」と、長女が一言。
「いや、いや。ほら。長さはピッタリやねん。長さはちょうどええし。ほら」
慌ててフォローするつもりで言ったら、今度はまる子がチクリ。
「お母さん、さっきから長さしか言うてへんやん」と。
あれま。
● 講習32日目 ● 今日はクリスマスイブ。街角にはクリスマスソングが…♪ それにしても。イブにテストのプレゼントなんて…(^_^.)…ステキ過ぎる…。
※天空の城ラピュタ 何度見ても、やっぱりいいな。ジブリ原石の魅力をゴロゴロ感じます。
ちなみにダンナへのプレゼントは1月1日の誕生日と兼ねてするんですよ。 (誰に言い訳してんのか)
Sako
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