京のいけず日記

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2005年01月05日(水) 駆け込み乗車

今日は朝から小雪が舞って、すごく冷え込みました。さっきから家人がお風呂に入っているのですが、冷え込んだせいか、オンボロ給湯器が不完全燃焼で、ビービーと泣いてうるさいです。そろそろ替え時かな…(T_T)…。

●講習 35日目●
仕事初め。いつもよりほんの5分ほど早く家を飛び出し、駅の階段を駆け上り、駆け下りて、一本早い電車に飛び乗った。間に合った〜!

かぼちゃ電車(JR鈍行)の写真

JRのおなじみツートンカラーの鈍行電車を、
幼いまる子ちゃんは「かぼちゃ電車」と呼んでました。



最近、自分でも呆れるほど、あきらめが早い。

ホームに停車している電車。横断歩道で点滅している青信号。
走れば間に合うかもしれないのに、まぁ、いいや、と思ってしまう。

鼻先寸前でドアが閉まったら恥ずかしいとか、
いいおばさんがドタバタと走る姿が醜いから、とかではない。

見栄とか、体裁ではなく、次を待つか、とあきらめてしまう。


若い頃は違った。

間に合うとか、間に合わないとか、そんなことは問題じゃない。
ましてや、待つなどとは考えもしなかった。

ただひたすら乗りたい。渡りたい。行きたい。手に入れたい。
がむしゃらでカッコ悪かった。

人がどう思おうが関係ない。
真剣に望むなら、夢は本当に叶う。

実際、多くの望みはあとかたもなく消えた。失望もした。挫折した。
それでも楽天家なのか、真剣に望めば、山は動き、空も飛べると信じてた。

実は今でも山は動くと信じてる。
すぐには叶わぬまでも、強く望めば、偶然を呼び込んだり、
人の気持ちを動かすことが出来ると思っている。
誰かが必ず助けてくれると思っている。

なのに。強く望む気持ちがない。
絶対乗るんだ。行くんだ。そういう、一生懸命さがない。欲がない。

しゃにむに焦ってみたり、自分を嘆いたり、落ち込んだり、
そういった気持ちでさえ、ヘタをすると湧いてこない。

どういったらいいのかな…。穏やかなあきらめがある。
ぼちぼち夢の欠片を探せばいいやと思う。

これって年を取るってことなのかな…。

わかんないや。


Sako