京のいけず日記

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2005年01月08日(土) 春の草五色までは覚えけり

これって春の七草を詠んだ句なのかなぁ…?(詠み人はもちろん豊玉宗匠)

すずなの絵

セリ。ナズナ。ゴギョウ。ハコベラ。ホトケノザ。スズナ。
スズシロ。…牛革草…。ちゃう、ちゃう。

 
ナズナといえばペンペン草の方がなじみがいい。三味線のバチに似た草茎、振るとかすかに音がした。

子どもの頃はよく遊んだなぁ。シロツメグサやアカツメグサの王冠に、ネックレス。ハナカタバミの花茎の筋を取り、葉を引っ掛けて相撲を取った。

エノコログサのねこじゃらし。メヒシバのかんざし付けてお姫さまごっこ。笹の新芽で器用に亀さんを作ったり…。紫のヨウシュヤマゴボウの実は色水遊び。ジュズダマもよく取りにいったっけ…。

つくし、菜の花、カラスのエンドウ、レンゲソウ…。

春の七草を詠んだ句じゃないとしたら、田んぼの畦道や、道端にしゃがみ込んで、花を愛でて数えたのかしら。その辺の村の娘っ子つかまえて、

「おい。この花はなんて言うんだ?」

なんて。。。 ← すてきな妄想中

本人は嫌がったのだろうけど、土の匂いのする歳三さんも素朴でいいなぁ。


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NHKの番組 ETV特集 「日中をつなぐ100メートルの水墨画・中国人画家 王子江の挑戦」を見ました。

チャンネルは、たまたまの偶然だったんですが、下絵をまったく描かずに、多様な表情の人々を、筆で巨大なキャンバスに描写していくさまにTVに釘付け。気がつけば長女も、まる子ちゃんも、ダンナまで見ていた。

凄い…。

のひと言。
へたな感想も出ない。


中国、大きいなぁ…。


Sako