知らぬ間に増殖したカビるんるんを発見してしまった。 どうしても放置しておく事が許せなかったので、 ぼっちをほったらかして掃除をはじめた。 でも、普段開いてない所が開いて露になってたりすると 赤ちゃんってこの上なく興味をそそられるようで 何度、大声で制しても少し経つとまた触ろうとする。 まだ、大人の言う「汚いから…」というのが分かってもらえないから辛い。 繰り返し、繰り返し教えるしかないのだけれど ぼっちさえいなければ15分で終わる仕事が30分でも終わらない。
久しぶりに思い切り怒鳴ったな。 これで、まだぼっちがすぐ泣いてくれたらこっちも 「泣くまで怒鳴るなんて、なんて自分は大人気ない」と すぐに反省できたんだけど、最近は泣かないんだな(^^;。 傍は傍でも、怒られない間合いをとりながら 拭き掃除をする私の横で、車の玩具か何かを転がしながら遊び始めたりして。 1歳ともうじき2ヶ月。 こんな小さくても、私がイライラして大声を張り上げてるのが 自分に対してで、自分が触りたいなぁ〜と思うものを触りにいかなければ 私もそれ以上はピリピリしないというのを感じ取るのか。 すげーな、ぼっち。 彼は私よりもう‘大人’かもしれない。 私が我慢できない分をお前が我慢してるのか。 掃除が終わる頃には何だか、私のエキサイトした頭もすっかり冷えて ぼっちにすごく申し訳なくて気分が落ち込んだ。 私が密かに「こんなガキな母でスマンのう…」と落ち込んでるなんて 予想もしないぼっちは「やっと構ってもらえる」とでも 言いたげに、ストーブの前に座った私のあぐらの中に抱っこされて 私の目を見たりしながらごにょごにょとお喋りしていた。
確かに鬱陶しい時も多い。 コイツさえいなければ…と思うことが無いと言えば嘘になる。 だけど、そういうイライラのほんの数分向こうには 何物にも変えがたい幸せが必ずある。
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