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突然子猫2 - 2010年10月18日(月) 前回の続き。 早朝の猫保護作戦は断念。 惜しかった。。瞬発力衰えたな。 この日から、私はあの子猫が心配で心配で、勉強が手につかなくなるほど。 困った。 おなか空かせてんだろうな。車に轢かれてないだろうか。など 想像すると、BADENDばかり頭に浮かんでしまい気が気じゃなかった。 その後、買い物行くついでに、寄って見に行ったりした。 こんな人通りが多いのに、誰も気がつかないもんだ。 真っ黒だから気づかれないのもあるのかなとか。 小学生あたりが発見して、気にしてくれないかなあとか。 ものすごく葛藤もした。 逃げる子猫を見て、このまま野良の方がいいのかなとか。 いやいや、あのままじゃ死んじゃうでしょ。それ見殺しだよ。 誰か近所の猫好きの人が保護しないかなとか。責任転嫁かなとか。 そして、もやもやと悩んでて、決心した。 これでだめなら、私とは縁がなかったとあきらめようと。 もう気にするのはやめようと。 私が考えたのは、キャリーケースの中に餌を入れて、閉じ込める戦法。 もし失敗だったら、キャリーケースは実家にあげれば良い。 実家の猫用にキャリーケースがもう一個欲しいと言っていたから。 満を持して、作戦開始。 しかし早朝のあのときと違って、全然だめだった。 がっくし。もう顔覚えられちゃったかも! 既に夕方だったし、人の目も気になったので、早々退散した。 もう、車が通る側に子猫がいるのが耐えらんない。 もう!見てらんない!! 私は昔、子猫が道路に出てきて轢かれるのを目撃したことがある。 簡単に死んじゃうんだよ。 早く誰か気づきますように・・ キャリーケース作戦は失敗したので、実家にさっそくあげた。 もう頭を切り替えようと思った。 あの子猫だけじゃなく世の中、不幸な猫はたくさんいるし とは思うのだけれど!!納得できないでいた。 世の中にはそういったボランティア活動をされている立派な人たちもいるが 私なんかはそんな立派な精神も行動力もない。 でも、目の前で自分が出来ることだけは、やってあげたい。 しかし、保護さえできなかった。飼える環境はあるのに! つまり、立派な野良になるんだよ・・ということを祈ることしか出来ないんだなと思ったら無性に泣けてきた。 その後も結局、気にしていたので買い物がてら見に行くと 広いゴミ捨て場にポツンと座っていた。 胸が引き裂かれる思いだった。何もアンタそんなとこにいなくても。 妹が旅行の土産をくれるというので、実家に行くと子猫の話になり 一緒に見にいくことに。 すると、いつもいる子猫がいなく、その代わりに小さな女の子がいた。 もしかしてと思い「子猫知ってる?」と聞いた。 女の子は「いるんだけど、逃げちゃうのー」と。 なんかすごくほっとした。 すると、その子のお母さんが出てきて、「4日前ぐらいから突然現れたんですよ。あんまり鳴くからかわいそうだと思って、パンをあげたんです」と言った。 あー良かった。やさしい人がいて。随分気持ちが楽になった。 しばらくすると、あの子猫があらわれた。 やっぱり、死ぬほど冷や冷やした。 子猫の数十センチにはタイヤ。 すると、その近所の人がちょうど家に帰ってきた。 おじさんだかおにいさんは「何かいるの?」と妹に聞いてきた。 妹が「子猫がいるんです」と言うと 「数日前から、いるんだよ〜」と言った。 よかった。気づいてて。 近所の人は気づいているし、みんな気にかけてるだろうから大丈夫だ。 で、夜に、あの子猫の場所に、行こうとしたら、既に人影があった。 カップルが覗いていた。 絶対子猫を見ているんだろうな!と。 私だけじゃなくて、他にも気にしてる人がいて、すっごく楽になった。 そして、あんだけ毎日、同じ場所にいたのにパッタリ見なくなった。 あの小さい女の子が住んでるアパートの廊下には、お皿が置いてあった。 きっと、あの子が子猫に餌あげてたんだろう。 餌あげていたのにも関わらず、居なくなったってことは、きっと誰かに貰われたんじゃないかと思った。多分そうだと思う。 とりあえず、ほっとした。 ...
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