| 2005年10月04日(火) |
昔、後輩にすすめられたマンガ。 |
何度か本屋で手にはしたものの 表紙の絵が好きになれなくて そのうちに記憶の片隅へ追いやられていた。
最近別の子にすすめられて何気に借りてみたけれど、 それでも表紙をめくるには だらだらとした生活を過ごすことに時間を費やし 不器用だった。
それでも寝る前にと 無意識に左手でページをめくると その世界にのめりこんで気がつけば、 むさぼるように読み尽くしていた。
期待と現実の違いを感じながら送ったあの頃を思い出す。 やり場と居場所を求め、 小説やドラマの世界と重ね合わせて 青臭い幻想の中でやり過ごしていた毎日。
そしてその延長上で、 理想と思い込みの中 少しずつ惰性で作り上げられた無修正な今の自分。
痛々しくも懐かしいパラレルだった幻想をかいま見て なんとなく卒業しなきゃいけないなって思った。
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