モスクワ留学日記
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2002年02月15日(金) 痴呆症老人を抱える家族

モスクワ マイナス3〜7℃ 風速4〜10メートル

昨日の日記でボブスレーと書いたら、「リュージュ」では?
というメッセージを多数頂きました。
どうやら間違っていたようです。
ご指摘&関連リンクを教えてくださった皆様、
ありがとうございました(^^

     ◇◇◇


mihobani的発言:安らかに…

うちの大家さんが看護に行っていた先の
おじいちゃんが亡くなりました。享年70歳。

痴呆症で長いこと病んでいたそのおじいちゃん。
家族は彼を厄介物扱いし、
他人に介護を任せて別荘や旅行に行く毎日でした。
おもらしするから、と食事もろくに与えられず
衰弱死にも近い形でした。

ロシアで老人ホームというのは聞いたことがありません。
病院か自宅で看護され、または苦しみ、
または放っておかれながら最期を迎えるのです。

厳しい現実です。

それぞれの家庭に、様々な理由があるのでしょう。
でも、飼い殺しは切なすぎます。

うちの大家さん(72歳)が介護に行っていた日は
「大きな男の人だもの、お腹すくでしょう。」
といっぱいのスープを作って飲ませてあげていたこと。
たっぷり食べさせてあげたこと。
おじいちゃん、きっと喜んでいたのではないかと思います。


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