モスクワ留学日記
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2002年02月15日(金) |
痴呆症老人を抱える家族 |
モスクワ マイナス3〜7℃ 風速4〜10メートル
昨日の日記でボブスレーと書いたら、「リュージュ」では? というメッセージを多数頂きました。 どうやら間違っていたようです。 ご指摘&関連リンクを教えてくださった皆様、 ありがとうございました(^^
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mihobani的発言:安らかに… うちの大家さんが看護に行っていた先の おじいちゃんが亡くなりました。享年70歳。 痴呆症で長いこと病んでいたそのおじいちゃん。 家族は彼を厄介物扱いし、 他人に介護を任せて別荘や旅行に行く毎日でした。 おもらしするから、と食事もろくに与えられず 衰弱死にも近い形でした。 ロシアで老人ホームというのは聞いたことがありません。 病院か自宅で看護され、または苦しみ、 または放っておかれながら最期を迎えるのです。 厳しい現実です。 それぞれの家庭に、様々な理由があるのでしょう。 でも、飼い殺しは切なすぎます。 うちの大家さん(72歳)が介護に行っていた日は 「大きな男の人だもの、お腹すくでしょう。」 といっぱいのスープを作って飲ませてあげていたこと。 たっぷり食べさせてあげたこと。 おじいちゃん、きっと喜んでいたのではないかと思います。
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