TRPG回顧録
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2004年02月10日(火) 本サイト初2月更新

例年ですと2月が多忙で絶対に更新できないほどいつもは忙しいのですが今年はその多忙がズレ込んでくれたお陰でほんの少し更新が出来そうです。


今回は昨年11月にも実施いたしましたTRPGに役立ちそうな推薦小説をご案内しようかと思います。


今回のお勧めは池澤夏樹氏の短編より

スティルライフ

これは同名の文庫が中央公論社の中公文庫より出ております。

これは現代人が冒険者になっていく気持ちの移り変わりを内容から見ていくことが出来る作品で

TRPGをやるにあたりプレイヤーレベルでの冒険に出る気持ちが共感できる作品で、

現代人が冒険(TRPGやる)に出るって”きっとこうなんだ”って思える内容の一編です。

作者の池澤夏樹氏も読みやすく、嫌味の無い文章を書けるすばらしい作家であると思いますので読んでいない方は是非目を通されることを薦めます。


続いては浅田次郎氏の短編集

鉄道員(ぽっぽや)です。

この本のもまだ全部読んでいないのですがお薦めは表題作の鉄道員(ぽっぽや)とラブレターです。

これらは有名な作品ですしご存知の方もいらっしゃるでしょう。

鉄道員(ぽっぽや)は映画になりましたしラブレターは去年テレビのドラマにもなりました。(余談ですが私はどっちも映像作品は見ていません。)

どちらも私としては心理描写や話の切なさが非常に好きで思わず読んでいて涙が込み上げて来そうな作品です。


現段階ではあまり多くは語りませんが是非読んでみてください。

ロールプレイに必要な引き出しになること請け合いです。

後は色んな物を浅く広く読むという点では講談社より発売されている

戦後短編小説再発見シリーズ

もお勧めです。

1冊約11篇ほど短編が納められ居て作家さんも1編ずつ違いますから1冊で色んな作風の短編が読めます。

ただ、内容によって読み手の好みが分かれるものももちろんありますのでそう言った自分の好みの傾向を知ることができるかも知れません。

自分の好みを知るのも一つのいい経験だと考えられるならお勧めです。


それでは!!


テロ牧師

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