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「竜馬がゆく」を行帰りの電車の中で読んでいる。
大河ドラマ新撰組の影響で随分幕末の本が売れているが、学生時代に読みかけたこの本をじっくり読んでいる。
時代の転換点という意味では今と幕末は良く似ている。世の中が変わり、過去の権威が崩れてしまうそんな大変革期なのだ。当時も市井の生活は今と同じように淡々と続いていたはずだ。幕藩体制がいつまでも続くと思って多くの人々は日々の生活をしていたんだろう。
今だってそうだ。日々の暮らしに汲々として、国家どころか、今日の御飯のことで精一杯の人たちは多いだろう。毎日聞かされる「リストラ」「勝ち組」「成果主義」「競争」という言葉に浮き足立ちながら、数少ないパイを求めて程度の低い競争に明け暮れている人のいかに多いことだろう。
そうやって多くの大人達がレベルの低い競争をしているうちに、この国家自体がなくなってしまうこともあるということにまだ気がついていない。本当に幕末に似ている。
若い人たちに夢を語り、明日の日本をつくる道筋を示すことが我々にできるのだろうか。
◆◇今日の読書◇◆
竜馬がゆく(一) 司馬遼太郎 文春文庫 読了 竜馬がゆく(二) 司馬遼太郎 文春文庫 読書中 反省的家族論 菅野純 実務教育出版 読書中
◆◇今日の買い物◇◆
掌/くるみのCD Mr.Children → 「くるみ」のプロモーションビデオがめちゃくちゃ泣かせる。
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