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Mr.childrenの「シフクノオト」というCDに「タガタメ」という曲が入ってる。「子どもらを被害者に 加害者にもせずに…」というフレーズがぐぐっとせまってくる。
今日、仕事中に「シマが基地になった日」(真鍋和子著 金の星社)という本を読んだ。ちらっと読むつもりが、この本に描かれているアメリカが沖縄の伊江島でおこなった強制立ち退きの様子が、今のイラク戦争とオーバーラップして、最後まで読み切ってしまった。
アメリカがイラクで実際にどんなことをしているのかは、切れ切れになった報道からでは推測しかできないが、随分強引なことをしているのではないかと思う。フセインの圧政から逃れたかと思ったのもつかの間、今度はアメリカが圧政をひきはじめた。フセインの時代は不自由だったけど家族なかよく暮らしていたのに、突然妻も子どももアメリカの爆弾にやられて死んでしまった。なんてことだ。全部アメリカのせいだ。。という気持ちがイラクの一部の人のテロ行為に走らせているのではないかと思ってしまう。
それに対して、沖縄の伊江島ではアメリカとの交渉で「何も持たずにすわって話す」「耳より上に手をあげない」「相手の悪口はいわない」「幼子を教え導いてゆく態度で話し合うこと」という陳情規定をつくり、非暴力で戦い続けているのだ。それでもまだシマの半分は米軍の基地のままだ。この対比。涙がでてくるぐらい沖縄の人たちは偉いと思う。日本人はこういう平和を希求する国民のはずだ。
憎しみは憎しみを産み、憎悪の連鎖が死体の山を築いていく。どこかでその憎しみの連鎖を断ち切らぬ限り平和は訪れない。そんな中で一体僕らは何をすればいいのだろう。
この伊江島の「ヌチドュタカラ(命こそ宝)の家」には聖書の次の言葉が書かれている。
「すべて剣をとる者は剣にて亡ぶ」と。。。
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