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2004年04月26日(月) |
神様っているんですか? |
神様っているんですか?
この疑問に答える本を探していたが、ようやく見つかった。 この前「TN君の伝記」という本を読んでから「なだいなだの本」を読もうと思って買った岩波新書の「神、この人間的なもの」がそれだ。
宗教と精神医療を対比して、実は宗教の始祖たちであるキリストもモハメドも釈迦も実は呪術による精神病治療者だったと仮定している。確かにこう仮定することで当時の状況がよくわかるし、教義として確立するその頃は、病を治すといううわさを聞いて、みんなわらをも掴む思いで、彼らの元に集まったのだろう。
ところが、その治療行為が流行りだすと、既存の団体からは迫害を受けるようになる。なるほど、それがキリストの磔に到るというのは想像できる。
そういうことで、著者は神はいないのだとしている。ただ、一神教というのはすごい発明だとしている。何かすがるものとして、超越した神というものを設定することで、人は癒されるからだ。迷いのある人、世の中に不安と怖れを抱いている人にはすがるものがあることで、なんとか生きて行くことができる。それだけのものなのだろう。
ただ、今までの人生の中でも不可思議な、神の見えざる手が働いていると思わざるを得ないような経験がある。神がいないのに何故こんなことが起こるんだろうか??
原因と結果の法則によれば、結果には必ず原因があるという。不幸が訪れる人は、自分自身に原因があって不幸を呼び寄せているというのだろうか?運命は変えられるはずだが、神がいなくても運命は変えられるのだろうか?
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