みなさんはご存知でしょうか?「侍ジャイアンツ」というマンガ。
いわゆる「スポ根アニメ」ってやつで、子供の頃はリアルタイムではなかったけど再放送でよく見てて大好きだった。巨人のV9時代だから、昭和40年代の話。主人公が番場蛮(ばんば・ばん)っていうんだけど、魔球の類をいろいろ投げる。「分身魔球」とか硬球を握力で握りつぶしてから投げたりする。おれも子供の頃、真似してよくゴムボールをつぶして投げたりしたもんだ。
はっきり言ってアホらしい話なんだけど、本屋でその原作本を見つけたので全巻買ってしまった。見つけたのは1週間ほど前だったんだけど、この1週間ですべて買い揃えて読破した。
いや〜、ひさびさにマンガが面白いと思った。主人公番場蛮を取り巻く人物がまた個性的なのである。高校からの先輩でお人よしの八幡。高校時代からの憧れの美少女、美波理香。実在の人物として川上監督や現役時代の王、長嶋。ライバルとしてクールな富豪の息子の眉月光(ヤクルト)、殺人スライディングが武器のウルフ・チーフ(阪神)、木こりの出身で大物打ちの大砲万作(中日)、そして数学の理論を野球に持ち込んだ明智学(広島)…などなど。八幡、理香あるいは王、長嶋らに支えられ励まされつつ、ライバルたちに打ちのめされつつ、主人公の蛮は成長していく。ヒーローものマンガの原点を見た気がした。
そんで主人公がアホらしい魔球の数々をあみだしていく。ハイジャンプ魔球、大回転魔球、ハラキリシュート、そして分身魔球…。どんどんエスカレートしていく様は見ていて楽しい。
あと主人公が年俸の契約更改に臨むシーンで、球団社長からさも大金という感じで「月給18万円じゃ!」と言われるところがあって読んでてびっくりした。当時(昭和46、7年頃)の物価ってそんなに安かったのかと驚いたよ。18万円なんて今だったら1ヶ月のバイト代じゃん!みたいな。ちょっと笑ったね。
ラストシーンはアニメと原作では全然違うのな。ここまで違うってのはびっくりだった。興味がある人は読んでみてください。マジでおもしろいから。
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