つぶやける乙姫
辛口なのか、毒なのか・・・

2007年11月28日(水) トンネルは必要です

世の中には常識の通じない、ミラクルな人もいるという話。
うちの職場にて・・・なんですけども(−−;)



まずはミラクルボーイM山くん(19歳)の話。

M山くんは地方出身者で、一人暮らしの大学生。バイトをかけもちしたりして、苦学生?と思うが、そういうわけでもないらしい。でもいつも金がないと繰り返しており、みやげのお菓子があれば、人の分も食うという人・・・(^^;)


実は先日、夜のラストがワシとM山くんの二人だけということがありまして、そんなことから帰りにお話をしながら歩いておりました。ワシも向こうもバイクなもんで、駐輪場まで一緒なんですが、その時M山くんがもうひとつのバイト(某・深夜営業もするスーパーマーケット)を辞めたことをカミングアウトしてきたのです。

乙「辞めちゃったんだ〜、なんで?」

M「いやぁ、やっぱり友達と遊ぶ時間も欲しいし、(バイト時間が深夜二時までだから)朝が起きれなくて辛いし・・・」

乙「まぁ、あんまりスケジュールがタイトだと辛いもんねぇ」

M「そうなんすよ。それと、ちょっとむかついたこともあって」

と、先日サークル関係のことでバイトの時間に遅刻することになったときに、先に連絡をいれるために電話をかけたのに『もしもし』を連呼して切られたこと、絶対に聞こえてたと思うのに、わざと『もしもし』を繰り返されて腹が立ったことなどを説明してくれた。

乙「へぇ〜、そうなんだ。でも携帯からの連絡って、こっちが聞こえてても向こうには聞こえてないことってあるからねぇ」

M「いや、でもあれはちゃんと聞こえてたはずなんすよ。その直後にかけなおしたら、ちゃんと通じたんで」

とかなんとか、ご立腹な感じが話からも伝わる。

で、そんなことを聞いた直後、出勤をするとユキンコがカウンターにいたのです。

乙「おはよー」

ユ「おはようございます。乙姫さん、M山くんのもう一個のバイトの話聞きました!?」

乙「あ、辞めたとかいうやつ?」

ユ「え?辞めてはいないと思いますけど」

乙「でも、この間本人から辞めたって聞いたけど」

ユ「そうなんですか?じゃあ辞めたのかな?」

乙「その話じゃないの?」

ユ「いやいや、そうじゃなくて、M山くん向こうのバイト(スーパーマーケット)で、売り物のパンを仕事中に食べちゃったらしいですよ」

乙「えぇぇ〜〜〜!?マジで!?」


ここで爆笑そのいち。


なんというか、昭和を彷彿とさせる話である。

しかも・・・


ユ「それで、社員さんに『お前、食べただろ』みたいに言われたんだけど、『食べてないです』みたいに答えて、でも防犯カメラにしっかり映ってて・・・、『あまりにも美味しそうだったんで食べちゃいましたた』って・・・」



爆笑そのに。


勘弁してくれ、コントじゃないんだから。
なんとも想定外な子だよ全く(笑)。
美味しそうだから食べちゃいましたって。
それで澄むんだったら、ワシらだって、「このアーティスト好きなんで、CD持ってっちゃいました」とか「この俳優好きなんで、DVD持って帰っちゃいました」とかいくらでも言えるだろうが!

しかも、自分が店員なのに、防犯カメラの位置も把握してないって(苦笑)。キサマは一体何をどう守るつもりなんだ!?


ユ「でも、ここで終わらないんですよ」

乙「まだあるの!?(笑い死にそう)」

ユ「で、『食ったんだから金払え』って話になったらしいんですけど、M山くん、パン代も持ってなくて、しょうがないからクレジットカードでパン代を払ったんだそうですよ」

乙「ええ〜〜〜〜!?」


もう、想像もつかない世界であります。

金が無いから無銭飲食・・・そんな風味さえ漂っている。
ミラクル・・・実にミラクル(^^;)

しかも、話を聞くと、ちゃんとM山くんは見つからないようにバックヤードに隠れてパンを食ったんだそうです。なのに、倉庫内の防犯カメラにばっちりキャッチされていたんだそうな。


ユ「で、さらにすごいことに」

乙「まだあるの!?(←もはや笑いすぎて疲れてきている)」

ユ「M山くんは、そのことをちっとも悪いと思ってないんだそうですよ」

乙「えええええ!?」

ユ「普通、そういうことしちゃって、ばれちゃったりとかしたら気まずいじゃないですか!」

乙「まぁ、そうだねぇ。っつーか、普通その時点で辞めるよね」

ユ「そうなんですけど、M山くんは何事もなかったかのように、次の出勤日に普通に来たみたいですよ」


・・・・・・・・・・・・・・・すげぇ。

なんたる図太さ。
小心者のワシには到底真似できない(−−;)

と、ユキンコが知っている話はどうやらここまでのようだったので、だからまだM山くんはスーパーをやめていないと思ったらしい。

しかし、その後、今度はそのスーパーで以前より働いているYくん(フリーターくんで、M山くんと同じところで、もっと前から働いている。M山くんはYくんと知り合ってから、そちらのバイトも始めたんだけども、紹介しても居ないのに「Yくんの紹介です」みたいに言ったらしい。そのせいで、Yくんは迷惑を被るハメに(^^;))に、さらなる詳細を聞いた。
すると・・・。

確かに、すでに辞めているらしい。
でも、パン事件の他にも、いろいろと問題があったのも確かで、M山くんの友達が来て、10分15分立ち話をしたりとか、惣菜売り場でこぼれたものを片付けているM山くんのところにM山くんの友人がきて、「おっとっと」とわざと売り物の惣菜を床に撒いたりするなど被害もあったんだそうな。
そんな友人を怒るでもなく、一緒になってM山くんも遊んでいたんだそうな(−−;)
で、普段は滅多に怒ることのない非常に温和な社員さんまでもが「いまワザとこぼしただろ!金払え!」などと、烈火のごとくに怒ってしまったりと、そんなこともあり、とどめは月に2−3回は無断欠勤したりなどなど、社員さんの我慢の限界にきたのではなかろうか・・・という話でした。



いやぁ、本当に理解不能でございます。

だってさー、本当に食べる金がないならまだしもだよ、金がないわけじゃないんだもん。その金で、CD買ったりDVD買ったり、ipod買ったり、ライブ行ったりしてるんだからさー。
しかも、
「ライブのチケット取るためにバイト遅刻すんのは当然でしょ!」
とか意気揚揚と言ってしまうんだもの。
同情の余地はないでしょう(−−)。


確かに、親元を離れて一人暮らしするのは大変だけども、何か違うって気がするんだよね。ワシも一応大学の時は一人暮らしをしてたけど、一人暮らしだからこそ、健康管理は人一倍気を使ったし、自炊をちゃんとすれば外食したり出来合いのものを買うよりもずーっと節約できるしね。
毎回会うたびに「今日は朝から何も食ってないっす」とかいって、仕事もダランダランしてて、いらっしゃいませの声出しも皆無だし、果てはゴミ箱に座って作業したり、いかにして手を抜こうかとそういう気がむんむんに感じられるんだもの。

なんだかなぁ〜。


で、もう一人なんだかなぁ〜のミラクルさんが一人。

Oさん(主婦の派遣さん)のことなんだけど。
元から、人とのコミュニケーションが難しい人だとは聞いていたし、実際ワシも首をかしげるような現場にしばしば立ち会ったことがあるのでわかるんだけども、人の話をまず聞かない。主婦の人には結構多い気がするんだけど、ワシの気のせい?なんつーか、人の話を聞かずに、自分の話すことを考えてるんだよね。だから、何度注意をしても、「聞いてません」とか言えちゃうのだ。

で、オモチャ売り場の担当から聞いた話で超爆笑。


お店に、プラレールを初めて買いに来たお客さんがいて、遊ぶのには最低何が必要かを問われたOさん、あろうことか言ったセリフが




「トンネルは必要です」




・・・・・・・・・トンネル無くても電車は走るだろう!!

と、突っ込みたい(^^;)

まず最初に必要なのはレールと電車なんじゃないのか!?

なんで最初にトンネルなのか!?

問いたい。本気で問いたい・・・。

なぜ、トンネルなのかを・・・(笑)

好みの問題なんじゃないのか!?

そんなにもトンネルが好きなのか!?

トンネルのない電車は、電車じゃないのか!?

プラレールの醍醐味は、トンネルにあるのか!?


・・・聞ーきーてぇ〜〜〜〜〜〜〜!!!



考えれば考えるほど、ラビリンスに入り込んでしまうよ(−−;)


う〜〜〜ん、ミラクル・・・。



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