待つ

村上春樹の新刊、「海辺のカフカ」が発売された。
当然のように、オンラインで予約して、発売と同時に手に入れた。

しかし、まだ読んでいない。
読みたくないわけではない。
むしろ、今すぐにでもページをめくりたいと思っている。

なぜ読まないか?
その答えは、引っ越しをしようとしている最中だからだ。
そして、引っ越し先には、引っ越した次の日に、アーロンチェアが届く予定になっているからだ。

最高の作品(と信じる)は、最高の環境で読みたいから、
折角の作品を、周辺の作品本質にはまるっきり関係のない、
騒音や読書姿勢、そういったものでぶちこわしにされたくないから、
だから、あえて、ページを開かずに、置いておいている。

意味のないことかも知れないけれど、たまにはこういう「待ち」があっても良いと思う。
突っ走るだけの人生なんか、疲れるだけだ。
ゆっくりと、鼻歌でも歌いながら、周りを見ながら歩きたい。
いつもいつも全力で突っ走ってたら、
きっと、本当に走らなくちゃいけないときに、息切れしちゃいそうな気がする。
ま、そんなときはずっと来ないでもらいたいものだけど。
2002年09月16日(月)

日々 / いけだ