伝えたい、想い

 端から見れば、うじうじと気持ち悪いヤツでしかないんだろうなって思う。
 でも、それが出来れば、苦労はないわけで。
 25年間。
 人生100年なら、ちょうど四分の一だなあ、なんて意味もなく思ったりする。

 少年時代の傷は、思ったよりも深くて、人との付き合いへの不信感はぬぐいきれない。
 そして、ここ十年間の不自然な生活は、いつしかそれが当然のものとして染みついてしまった。
 想いを伝えることに躊躇し、深く踏み込まず、踏み込ませず。
 きっと、敵なんてそんなにいないのに、その現実を信じることが出来ない。
 上っ面だけ取り繕って、愛嬌を振りまいて。
 波風立てず、表面だけ穏やかな日々。
 でも、ふと気づいてしまう。周りに誰もいないことに。

 想いを伝えることが出来ないということは、苦しいものですね。
 自分に自信が無くて、何をどうすればいいか分からなくて。
 きっと、行動自体は難しいことではないのでしょう。
 それが出来るだけの気合いと勇気があるのなら。

 寂しくないと思っていても、秋という季節は、何故か人恋しくさせるものです。
 他人任せではなく、自分が動かなきゃ。
 この想いを、あの人へ。
2003年10月24日(金)

日々 / いけだ