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■ 蝉時雨のやむ頃
あんまり、最近は漫画も読まないしCDも買わないし、もう気分的にはなんだか低空飛行な日々。いや、以前に比べたら物欲だけはあるんですけどね、あれこれもって。
そんな折、久々にどうしようかなーと迷っていたのですが、ええいと買ってしまいました。 吉田秋生「海街dairy」の第2巻。 いや、一巻を繰り返し繰り返し読んでてどーしても我慢できなくなったのですよ。どうせ古本屋でも値段は下がってないんだろうしってことで、本屋へ。
で、さっそく読み始めたわけですが。 いやはや、佐野洋子「ふつうがえらい」でもそうなんですけど、読み終えちゃうのがもったいないなぁって感じで。 いいですねぇ。 どの作品も丁寧に書かれていて。これは不定期連載ってのも大きいんでしょう。それぞれの登場人物を主人公にしてエピソードをつむいでいく。こういうのを読むと、漫画も悪くないなぁと思ってみたり。 でも、その一方であんだけすごい漫画である「PINK」「へルタースケルター」を描いた岡崎京子が「僕たちはなんだかすべて忘れてしまうね」なんてのも書いちゃうものですから文筆業も困っちゃいますね、本当に。
なーんてしみじみ思っている次第。
というわけで、先を読むのがもったいないので引き伸ばして読んできたいと思うのです。時間には限りがあるけれども、こういう贅沢な時間ってのもいいなぁとこっそりと。
2010年08月24日(火)
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