おぎそんの日記
おぎそん



 光と影


以前に教えていた生徒にKくんという子がいた。
浪人を重ねて、どうしたことかうちに来て受験に取り組んだ。彼と最初に会ってこんなことを言っていた。
「スポーツライターになりたいんです」
彼が進学したのは今、ボクが住んでいるところから自転車ですぐの大学だった(本当に今思えばたまたまだ)。

先日、たまたまその大学に行く機会があってそんなことを思い出した。
彼はその後、どうしただろうか。
その夢はまだ持っているのだろうか。
それとも、若気の至りだと忘れたフリをして笑い飛ばしてしまうだろうか。

どうかどうか。
何かの形でも良いから、書き続けてほしいなぁと思う。
今はブログとかSNSとかいっぱい手段があるから、書き続けてほしいと思う。


スポーツには勝者と敗者がいる。勝者が輝けば輝くほど、その闇である敗北も深い。アナタにはリアリティを持って敗者を描いてほしい。なんて言った覚えがある。


負けても。
やり直しても。
あきらめても。
泣いたとしても。


そして、夢がなくたって(まさか、EXILEの新曲「もっと強く」でこんな趣旨を書かれるとは思いもしなかったですよ)。


ときどき思い出すのはそんなことばかりだったりする。

2010年09月17日(金)
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