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■ bird alone
aloneって、「one」が入っているんですね。 今まで気づかなかったけど。
そんなわけで、篠原美也子のインストアライブ行ってきましたよ。 うん、悪くなかったです。 というのも、ちょっとアルバムとしてのバランスというか、曲の強弱にやや疑問があって。
良くも悪くもライブがあって成立する曲なんだな、と感じたのですよ。 とくに「wind with wing」が初聞のときにメロディが気になって(悪い意味で)歌詞もなんだかなーと思ってたんですけど、今日聞いたらすんなりと入ってきたわけで。 お直ししたのかな?
Bメロの歌詞がすっと入ってきたんですよ。 小谷美紗子の曲タイトルを忘れたけど(最近、買ってるけど聞いてないことがほとんど 汗「adore」収録の”雨音呟く”だったかな)、”今日も学校や会社で負けてきたよ でも明日も行って来るよ”を思い出しながら聞いてた。器用な真似を、じゃなく。なんかオーバーラップしたんですよ。
ああそうか。彼女は負けたんだなってしみじみと。 メジャーというところで、6年間あがいて、負けて。 でも、それでも歌い続けるということ。メジャー在籍期間よりも長く歌い続けるということ。 勝ち負けとかどうでもいいと、人は奇麗事をいう。 でも、やっぱり負けるよりは勝ちたいと思う。
蹴落とすなんて、とも思う。 でも、自分が蹴落とされることを考えたら人のことなんて考えられない。
そんなことを繰り返して、いつの間にか負けてた。勝つために何かをするわけではない。でも、負けるために何をするわけでもない。
もはや、そういうところからフィールドを移したんだって。
一度、駄目になったからこそその価値がわかる。その一方で、それがたいしたことじゃないということもわかる。 敗者の遠吠えだ、というなら言えばよいと心から思う。
だって、何のために歌うのかが、その徹底的な敗北によってわかったんだから。
挫折、と言う人もいる。 そうじゃない。これはそこへ(昔の時点で言うのならば、未来の今いる位置へ)たどり着く当然のプロセスなのだ。
No.1にならなくてもいい only1になればいい
死ぬ気でNo.1を目指したから。とどかないと知っていても手を伸ばしたかった。only1になんかなりたいなんて思ったことなかった。
彼女はそんな風に思って曲をつむぎ続けたのだと思う。 それがその思いは決して曲の表面には出てこないけど、その裏にあるような気がする。だから、聞き返したときに気づかされるような気がする。
not me but us
だから、負けても明日もいこう。 どうせいつかは死ねるんだからね。
2010年10月03日(日)
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