あたしと彼のこと
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正月ひいた凶は、今日もその効果を発揮しています。 数年ぶりに、自転車がパンクしました。
自転車屋さん、もしくはパンクを治してくれるような場所はかなり遠くて 運ぶにしろ持っていくにしろ大変なのが目に見えてしまったので、気を紛 らわせる為に彼に「ほとほと困ったわ」と笑いながら電話したら意外にも パンク修理キッドなるものを持っていると言われて、修理しに行ってあげ るよ、と言ってくれた。
彼はすぐ飛んで来て、あっさり治してくれた。凄い。有り難い。 嬉しかったので「ありがとう」と言って、キスをした。
ほっぺに、とかじゃなく、唇に軽く触れるキス。
するほうは結構照れるのだけれど、された彼は照れるでもなく困惑するで もなく表情も変えなかった。「どういたしまして」などと言う訳でもなく 笑いもしない。ドキドキしないとか、触れられて嫌だとか、そういう感情 すら湧いていないようで、それはまるで、息を吸ったり吐いたりするそう いう動作と同じふうに捉えているようだった。
反応が無いなんて、お礼の気持ちを跳ね退けられた気分になった。 「キスしても、しないのと同じ様子なのね」なんて言ってしまった。 可愛気のない私。
わざわざパンクの修理をしに私の為に脚を運んでくれた人が、自分を嫌い であるはずはない。それなのに、昨日、彼にせつなさを感じてしまった私 は、彼の思いやりを間違えて理解してしまう。 カラダの触れあいは、ただのココロの入れ物の接触にすぎなくなった等と 悲しんでしまう。思えば「友達」と言われたその日からこの違和感は感じ ていたようにも思えて、嘆いてしまう。
二人して助けあっているのに、気持ちも少しづつ通わせているのに、睦ま じくカラダを重ねてもいるのに。そんな事実なかったことのように嘆いて しまう、なんだか・・・変だ。
違和感。
そうだ、こんなことをしている私達は、本当に友達なのだろうか? 彼はともかく、私は友達だとは思っていない・・・かといって恋人だとも 思えない、呼び方に囚われずに彼にしてあげたい事をして、大切に接して いくだけ。彼は・・・どうなんだろう?この状態をどのように認めている のだろう・・・彼が言ってくる「友達」ってなんなのだろう?
・・・私は、彼の彼女になりたい。
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