2004年05月06日(木) |
ウワサに聞こえた凄いヤツ〜キャシャーン |
「CASSHERN」観に行きました。 当然なことではありますが「CASSHERN」であって 「キャシャーン」ではなかったです。 こんな話じゃなかったですよ。 人間同士の争いなんて全然ないしロボット対人間+新造人間の戦いです。 鉄也君は自ら望んで“生きながら”「新造人間」になるんだし だからこその哀しみとか背負ってるんです。 「反戦」の影がチラチラするけどそういうことが言いたいのなら 別に「キャシャーン」である必要は感じない。
ゴールデンウイークだし子供を連れて「キャシャーン」でも 観に行こう、と思ったお父さんはさぞびっくりしたことでしょう。 「響けキャシャーン、叩けキャシャーン、砕けキャシャーン」 なんかではちっともなかったですから。 そういう自分が若い頃にワクワクしたことを求めてはいけない などということは製作者側には言えないと思いますよ。 EDロールにも「原作タツノコプロ新造人間キャシャーン」て出てたし。 公開前のスポットでは「キャシャーンがやらねば誰がやる」って 散々煽ってたのにキャシャーンは何もしないんですから。 「たった一つの命を捨てて生まれ変わった不死身の体 鉄の悪魔を叩いて砕く、キャシャーンがやらねば誰がやる」 これを観たいハズなんです。
アニメと実写は違うのかもしれないけど例えば同じアニメ原作もので バットマンがジョーカーと戦わずに「どうして人は戦うのだろう」なんて 苦悶してる映画を観たい人が居るとは思えないです。 「人は何のために戦うのか」とかこの映画にとっては重要らしきことを 全部セリフで言わせているのも気になりました。 いろいろなシチュエーションの積み重ねでそういうことを 観客にわからせようとしている努力も感じられない。 ブラッキン側が戦う意味はわかるけどキャシャーンが戦う意味は まったく伝わってきませんでした。 ブラッキンに肩入れして観ている時点でこれはもう「キャシャーン」 ではなかったです。 紀里谷さん、本当に「キャシャーン」好きだったんですか? 新造人間同士を戦わせる設定にしたこと自体 「キャシャーン」に愛が感じられないです。 とても嘗て好きだったとは思えない作りだったです。
何でこんなに熱く語っちゃったんだろう? 自分的に「アイタタタ・・」な映画だっただけなんですけどね。 別に「キャシャーン」に特別な思い入れはありませんが あまりにも製作者側の都合のいいように作り変えられているので 原作が好きな人には耐えがたいのではないかと思ったりもします。 ずっと以前にトーク番組か何かで唐沢さんが「キャシャーン」が 好きだと言ってその魅力を熱く語った上 「♪うわさに聞こえた凄いヤツ、キック、アタック、電光パンチ♪」 と熱唱されてたのを見たような気がします。 唐沢さん的にはこれでOKだったのでしょうか。 それも気になった「CASSHERN」でした。
「チョナン2」 私のところではウンジさんとの対談風景でした。 「ホテルビーナス」の良いところと悪い所も含めて10個。 これはボウイにも聞くのかな。 ウンジさん前髪短いなぁと思って見てましたが 「それカツラ?」と聞くチョナン。 ウンジさんは「本物ですよ。」って引っ張ってたけど 気になっても女の子にそんなこと言っちゃダメですよね。 「一杯行こう、これから」と撤収するウンジさんが男前でした。
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