長沢節さんのシネマ・レビューを想い出して 古い「装苑」を何冊か引っ張りだしてみました。
ほとんど処分して残ってるのは何冊かしかないけど この雑誌はほぼ毎月買ってました。 巻頭グラビアのお洋服の製図がすべて載っていて 型紙は自分で起こさないといけませんが 気に入ったお洋服を作ることは可能でした。
松田光弘さんとか稲葉賀恵さんとか辻弘子さんとかの デザインのお洋服で「お金がなくて、でもおしゃれもしたい」 そんな時期に結構自分で縫ってました。 小、中、高の家庭科でしかお裁縫はしたことがありませんが なんとかなるもので型紙を起こして生地さえ裁断すれば あとはパーツを組み立てるだけなのですが型紙がなかなか作れなくて。
グレードマークつきで1から5までありましたが 5だとさすがにパターンが複雑で型紙作る段階で挫折したことも。 そんな苦労して作った服も今ではどこにあるのか。
長沢節さんの映画レビューのページは大好きで 毎号まずこのページから読んでました。 「セツ・シネマ・セミナー」というタイトルで 3・4本のレビューが載ってました。
100点 新幹線に乗ってでも観に行こう。 90点台 傑作なのでロードショーが待ち遠しい。 80点台 あまり期待して見ないのがコツ。 70点台 TVで放映されるのを待つ。 60点台 ほんとの暇つぶしにしかならない
こんな感じの採点基準でした。 たまたま残っていた号のレビューに「存在の耐えられない軽さ」があって ダニエル・ディ・ルイス主演のこの映画の採点は100+10点。 100点でも足りないくらいの大傑作ってことらしいです。
ダニエルのことは本当にお好きだったらしく彼の主演作は いつも満点もしくは+αつき。 この号でも彼の体の美しさを事細かに綴っていらっしゃいます。 セツモードセミナーの創設者でイラストレイターで 1999年にお亡くなりになってますがこの方のコラムは好きでしたね。
今日の「スマスマ」は生放送なんですね。 最近の「生」はあまり楽しみに出来ないことも多くて。 でも、朝早くから「生」で番宣していたリーダーは さわやかでアイドルしてましたね。 もうすぐ32になるとは思えない可愛らしさで おかげで気持ち良くお仕事に出かけられました。
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