オトナの恋愛考
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2010年06月13日(日) |
24hours_2nd |
笑いあいながらもお弁当を一生懸命食べて 品川に着いたのが20時半すぎ。
ひろは残さずにほとんど食べてくれて 私はご飯だけ半分以上残してしまった。
駅を出て、すぐ目の前に ホテル・パシフィックは私達を待っていた。
大きなホテルだった。老舗ではあっても 今年閉館してしまうホテルだと思うとちょっと感傷的になる。
古くはあるけれど清潔感のある部屋は 最上階といえないまでも十分夜景を楽しめた。
2人でしばし窓の外を眺めていた。
「ほら、あそこに僕の会社のネオン看板が見えるでしょ?」
「あ、本当だ。」
「もともとその隣のふたつの白いビルだったんだけど 駅前開発の時にあの大きなビルに移ったんだよ。」
彼の名刺にあるロゴと同じネオンが目の前に見えた。 実際には彼の会社は都内だけでも本社以外にもたくさんあって 日本全国にはグループ会社を入れると数え切れないほどある。 彼のデスクは新宿にある。そのネオンの大きなビルは その中のひとつ。
カーテンを開けたまま、ひろに抱き寄せられ そのまましばらく唇を合わせていた。
「ひさしぶりだね。」「うん、ひさしぶり。」 「ねえ、ガーター着けてきたの?」「うん、ご希望通りにね(笑)」 「ちょっと見せて。」「うふふ、まだだめ。」 「ちょっとだけ。」
ベッドに寝転んでカシュクールの合わせ目が そのままワンピースの巻きスカートの深いスリットになっている。 そのすそをちょっとめくって見せた。
ガーターストッキングとそれを吊っているベルトがちょっとだけ覗く。
「うーん。セクシーだな。もうちょっとめくって。」「だーめ」
焦らしていたら、そのまま覆いかぶさってきて 抱きしめられて滅茶苦茶にキスされた。 しばらくお互いの美味しい味を堪能していたら 彼のジュニアも私のあそこももうMAX寸前だったけど 夜はこれからお楽しみの時間。
「ねえ、もう寝ちゃうの?」 「ん?どこかへ行きたい?」 「うん、もったいないよ。ちょっと散策しよ。」 「そうだね。お腹はいっぱいだからコーヒーでも飲みに行こうか。」
私達は手を繋いで部屋を出て、エレベーターでもキスをした。 ドアが開く度に離れるタイミングを外すとちょっと恥ずかしかった。
駅前のオープンエアのカフェで ひろはブラックのアイスコーヒー。私は抹茶ラテ。 それからプリンスのアネックスまで、 ネオンに惹かれてぶらぶらと夜の散歩を楽しんだ。
「疲れちゃったね。」「もう帰ろうか。」
ホテルに戻るまでの小一時間。 都会の夜の真ん中の死角で何度も隠れてキスを交わす。
さあ、夜はこれから本番。続きはまた後日。
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