オトナの恋愛考
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ただ今の時刻は0時を回って本当は水曜日。
日付が変わってもひろからの「帰るメール」がなかったので 私からしてみた。数分後、彼からメールではなくて着信があった。
「もしもし?どこにいるの?」
「うん、実はまだ会社にいるんだ。」
「まだ仕事が終らないの?大丈夫?電話なんかして。」
「うん、僕一人だから大丈夫。」
「あとどのくらいで終りそう?」
「うーん、あと2時間くらいかな?(笑)」
ひろは笑って言ったけど、それじゃあ夜が明けてしまう。
土曜日に見せる事が出来なかったレースの下着姿の写真を 彼の希望で月曜日に送った。
「セクシーでキレイだね。実物を見たかったなあ。」
「だってあの日はほとんど公の場所にいたから無理だったでしょ。(笑)」
「そうなんだよなあ。」
「今度逢える時まで楽しみにしててね。」
それから彼の健康に関することとか 腕の痺れが治らないという彼に何度も病院へ行くことを奨めていたので やっと来月の半ば頃には行くことにしたと彼が言った。
「あのね、あなたの身体はあなたのものだけじゃないんだから もっと大事にしてね。 あなたにもしもの事があったら、 悲しむ人間がここにも一人いるんだから・・・。」
「嬉しいよ。」
仕事が終って帰る時にもう一度メールちょうだい、と言ったら 起きていなくて良いからね、と言われた。
返事がなければぐっすり寝ていると思って、と返事をしたら ちょっと笑って、わかったよ、と言われた。
本当はもっと長く話をしたかったけど 長話をすればそれだけひろの仕事が終る時間が遅くなってしまうので 10分ほどで「じゃあ、またね。」と言って電話を切った。
考えてみたら明日(今日)は月末だという事に今気が付いた。
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