オトナの恋愛考
INDEXpastwill


2010年09月03日(金) オトナの誘惑






昨日は一日中車を運転していたせいで
考えなくても良いようなことまで考えて。

でも、ひろとの日常は何の変わりもなく朝晩のメール。
昨日は日中は仙台へ日帰り出張で夜は県人会の飲み会だと知った。

飲み会の夜は酔ってしまってメールが来ないことも数回あったので
私は21時頃にとりあえずソファに横になっているうちにウトウト・・・。

22時過ぎにひろからのメールの着信音で目が覚めた。

「今夜はまだ起きてるのかな?後で電話して良い?」

この時間は終電に間に合ってまだ電車に乗っている。
自宅近くの駅に着く時間もわかっている。

駅について5分後に着信音が鳴った。

「もしもし?」

「お疲れ様。また近くの公園にいるの?」

「うん、そう(笑)」

自宅の最寄り駅に着いていつもの場所で電話をかけてきた。
あまり長電話は出来ないと思ったけれど
結局、嬉しかったので40分以上も他愛のない会話で費やした。


「忙しいのに有休なんてとって大丈夫?」

「うん、忙しいから休んじゃいられないのに
 休まなくちゃいけないんだよね・・・。」

「そうなんだ。もしかして遅く出社したのもその関係なの?」

「そう。休みになってるんだからせめてゆっくり行こうかと思ってね。」

「そうだったの。今日は休みだって言ったり遅い出社時間だったりで
 仕事が暇になっちゃったのかと思ったよ。」

「あはは。仕事はどんどん溜まっていく一方なんだけどね。」

「ひろ、逢えなかったあの夜はちゃんとオトナの誘惑に勝てた?」

「あはははは。一人でビールを飲んでそのまま帰ったよ。」

「ホント?オトナの誘惑ってなあに?」

「あっちこっちにいるんだよねえ。あの町には中国人とか韓国人とか。」

「東洋一の繁華街だもんね。で誘惑に負けた事もあるんだ。」

「ずっと前だよ。」

「私に会えないからってオトナの誘惑に負けないでね。」

「負けるわけないよ。ずっと前の話だからさ。」


こんな話をしてて気付いたらもう40分以上経っていて
電話もお互いにまたなかなかきる事ができなくて
「愛してるよ」ってまた小さな声で囁くから
意地悪して「ん?もう一回言って。」と言ったら
「恥ずかしいなあ。じゃ 愛してるよ。」って
今度はちょっとはっきり言ってくれたから
「私も愛してるよ。」って言って電話を切った。

今日はひろとの約束通りに
秋のたびプランを色々ネットで調べた。

私の希望通りに湘南、鎌倉方面でアクセスし易いホテルを数件
メールに添付して送ってからもう3時間たった。

もう夜明け前なのに今夜は「帰るメール」も「おやすみメール」もない。

金曜の晩だから飲み会で酩酊状態の可能性も高いけど
もしかしたら明日私が東京へ行くと勘違いして
勘違いだったのを知って、寂しくなってオトナの誘惑に負けたのかな。

そうだったらイヤだけど、男は女にしか癒されないらしいので
まあ仕方がないと思うしかない。




夢うさぎ |MAIL

My追加
エンピツ