オトナの恋愛考
INDEXpastwill


2012年08月05日(日) 大人の休日


金曜から一泊でひろと少し早めの夏休みを過ごした。

宿は全室数部屋ほどしかないすべて離れの隠れ屋的旅館。
竹やぶに囲まれた完全個室で全室露天風呂付きの贅沢な造り。
遠くに海を望む静かなリゾート地の山の中。
メイン通りから目立たない横道に入る山の中腹にひっそりと佇んでいた。

自慢は海の幸、山の幸をふんだんに取り入れた
本格懐石料理のお宿だけあって
美味しいお料理を「美味しいね」「うん、ホント美味しい。」と頂いて
もうお腹いっぱいで大満足。

部屋の露天風呂から見上げる月夜も情緒豊かで気持ちよく
二人で飽きる事なく仄かな月明かりの下で揺れ続け・・・

部屋は和室と洋間の二間続き。
しんと静まり返った闇夜の中で
聞こえるのはひろの吐息と自分の息づかい。

部屋にいる間は時間も忘れて繋がり合って
私はいつ眠ったのか目が覚めたのか夢うつつ。

真夜中起きて露天の風呂に入るときに
気づいた自分の太ももの付け根に残った
鮮やかな数カ所の花びらのような鬱血で
ひろが私のカラダのすみずみにまで
自らの存在を主張するように
残した痕跡に少しカラダはまた反応した。

寝室に戻るとすうすうと寝息をたてているから
起こさぬようにそっと自分のベッドに潜り込んだけど
ふと見ると彼が目覚めて視線があったので
私は無言で夏掛けの布団をめくって誘う。

彼もだまって私を抱きしめる
またそこから永遠の時間の流れに私たちは身を委ねる。

楽しかった時間はアッという間に過ぎた。
宿の美味しい朝食をぺろりと頂いて
数カ所まわって新幹線の駅でひろを見送った。

不思議と寂しい気持ちは湧いてこなかった。
きっとまた逢える、という何か確信のようなそんなものがあった。

あまり贅沢だったので後でネットで調べたら、
その半分も出せばそれなりの
ハイクラスのホテルにも泊れるようなお値段。

最近は以前のように頻繁に逢う事ができないけれど
だからこそ一緒に過ごせる時間はとても貴重だと思った。

「最近は本当に美味しいものを少しで良いから食べたいよね。」

美味しいご飯を一緒に頂きながらの彼との会話を思い出した。
それは食事にしても恋愛にしても共通すると思う。

極上の大人の休日はほんの少しで良いから美味しい方が良い。





夢うさぎ |MAIL

My追加
エンピツ