◇日記◇
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さて、犬酒場である。
『そこのちゃんの飲みっぷりに犬が驚く会』は6時過ぎからはじまったのだが、
出がけにねこぞーとちょっとした喧嘩(というほどのもんでもない)をした私は
そのことが気になって、もぞもぞしっぱなし。
みんなに相談する。もちろん、相談するほどのことじゃなく、いうなれば痴話げんか。
呆れられる。
「それはね、ねこぞーは、甘えてるの、甘えてるだけだから」と言われるも
「だって甘えさせたいんだもん」と答え、
いっせいに酒飲みたちの腰を砕く私。
コイツばかか、という視線が突き刺さるが、ぜんっぜん気にしない。
よそのダンナを甘えさせたくなったら大問題だが、自分のダンナだ、
甘えさせようが、甘えさせようが、甘えさせようが、私の勝手
◇◆
やがて、シゴトが終わったねこぞーから、これから行くとメールが来る。
「ねぇ、ねこぞーが私を迎えに来がてら、行こうかなって!
メール!メール!」
私を迎えに来がてら を一応強調したのだが、
誰も相手にしてくれない。
あーはいはい、来ればいいしょ、とみんなは、ビールをぐびぐび飲む。
「何を着てくるのかな?」と私。
「普通の服を着てくるでしょっ。パジャマで来るわけないでしょっ」と
呆れつつも、唯一相手をしてくれるのは、おっかさんのみ。
だってねぇ、何色のワイシャツかな、とかどんなネクタイかな、とか気になるじゃない。
「さっきまで、一緒にいたんでしょ?ほんとにアンタは……」
「でも、こんな風に外で会うことって滅多にないから」
くねくねしまくって、すげえみんなにイヤがられる。
でも、繰り返すが、
よそのダンナが何を着てくるか気になっちゃあマズイが、
自分のダンナだ、気にして何が悪い
とうとう、ねこぞーから目印の場所に着いた、とのメール。
「いま迎えに行くからっ!」と慌てて靴を履く。
なんか…すっごく嬉しそうだね?(コイツはホンマモンのばかか?)
という声を背中に聞き流し、お店の外に飛び出していく私。
よそのダンナに会えるのを喜んじゃマズイだろうが、自分のダンナだ…以下略
◇◆
でもって、ねこぞーが犬酒場に到着してからは、なんか気恥ずかしくて
そばにいられない私である。
ドイさんが「さっきアナタの ニョーボ とも話してたんだけど」
とねこぞーに話しかけ、
ニョーボってアタシ? アタシ? アタシのこと? と嬉しい私。
ばかか、私は(笑)
でも、考えてみれば、私は、もう19年もねこぞーのニョーボやってるわけだけれども
自分の友達にねこぞーを会わせるというシチュエーションは、初めてなのだ。
◇◆
犬のお母さんが、ねこぞーに寄っていく。
ねこぞーのくれる栗が大好物なのだ(と思う、ねこぞーが好物だったらどうしよう)。
ねこぞーに栗をむいてもらって食べる犬が、ちょっとウラヤマシイ私。
犬のお母さんにこっそり
「ねこぞーは、本当は ねこ だから、ね? ねこ なんだよ」
といやがらせを言ったのに、ドイさんに
「いやいや、愛があれば、犬だろうが猫だろうが関係ないよね、お母さん」
と素早くリジェクトされる。
犬に嫉妬してどーするよ。
でもって、気になっていたねこぞーのネクタイは、犬柄で、
いやん、犬酒場だからぁ? ねこぞーってっばやるじゃん、とひとり嬉しい私だった。
12時、おひらきになって、ふたりで仲良く帰宅。
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