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2004年04月17日(土) Comickers

コミッカーズ春号を読みました。
最近、マンガに関する記事が復活してきているので嬉しい。
一時期、激ウマイラスト・CGのグラビア本のような感じになっていた時は興味が薄れていたんだけど、ここ何号かは、ああこういうの読みたかったなーと思える記事がいくつかあって面白かった。

個人的にコミッカーズという雑誌に興味を持ったのは、昔、高田裕三さんのネームとか、封神演義連載中の藤崎竜先生とか龍狼伝とかの生原稿・制作途中写真(トーンの指定とか削りとかホワイト修正の跡がしっかり分かるような写真)などが、どどーんと惜し気もなく載っているのを見て衝撃を受けたのがきっかけです。
なかなか見る機会のない、第一線で活躍中のプロ漫画家さんの原稿制作過程はとても興味深かった。そして原稿はほんとにすごかった。

漫画家さんは、表現者であると共に「職人(=鍛練を積み重ねた技術を持っている人)」でもあって欲しいと思ってるので、「こんなのどうやって描いてるんだろう」と思っていた原稿が解体されている様はとてもドキドキしました。
…これはただ単に私が、描き込まれた漫画の原稿がスキってだけなのかもしれないけど。ごまかし一切無しで描き込まれた真剣勝負な原稿って大好き。素直にすごいなあと思う。今後もそういう、「プロとして活躍しているマンガ職人」の手法やインタビューを載せてくれると嬉しいな。

今回の大暮維人氏とジョン・ジュノ氏の対談は面白かった。
うん、昔のマンガの「あり得なさ」はすごかったよね。でも、どんなにあり得なくても作品の世界は強烈に存在していて、細かいことは「まあマンガだから」で流せてしまえたし、それがマンガの楽しみ方だった気がする。ドラゴンボールとか星矢とか男塾とかC翼とかさ。(ジャンプっ子だったから例えがジャンプばかりなのは勘弁)そういうあり得なさを今も感じられるマンガっていうと、バトロワとかかな?
現実に即した身近な漫画も、共感して楽しむ漫画ももちろん大好きだけど、そういうパワーのある漫画ももっと読みたい。


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