岸部・・・?

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2006年08月22日(火) 警告2

で、パブロ&ブルーノの日

なじみの店での食事もそこそこに、DVDを貸してくれるのかと思いきや、「十数分やし、喫茶店でノートパソコンを開いて見よう」という。しかも本人も見たいからイヤホンを片ッポずつしようと言い出す始末。一応嫌だと言って受け入れた。向かい合いに座りノートを横にして眺める。

内容は、水汲みの仕事を与えられたパブロとブルーノのやり方を比較するもので、力持ちのブルーノは効率悪くもクソ真面目にあくせく自分の身体で運んでいるが、それはバカのやることで、時間はかかったが水のレールを引いたパブロは寝ている間も水が流れつづけることになって賢いということをアニメにしたものだった。後にブルーノは身体を壊して全てが台無しになる。

実にわかりやすい。

タイトルからしてイタリアアニメかと思っていたが、これは絶対アメリカやろう。そう思った。すると、あと少しで全部終わるってとこでビルマが電源を切った。続けて、「こういう話。面白いやろ?」げな。いや待てよと。何故そこで切る?そう感じたおれは、お前の行動はおかしいということを数分訴え続けたが、ビルマは聞き入れないばかりか、おれの話を遮るようにこう言ってきた。

「面白かったやろ?この話はシリーズもので続きがある。続きは2時間ものだけど、それがまた入手困難。そこにはパブロのように賢く時間と金を手に入れる方法が描かれている。借りれたら見せるね!」

特許か印税に違いないと思ったおれはそう聞いたが、にやけながら「違う」とだけ答えるビルマに、なんかもうどうでもいいしちょっとこいつ気持ち悪いって思ったけど、それでもビルマのにやけた態度の真意がつかめなかったので、そんなに必死なら見てやってもいいぜと答えた。

続く


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