空虚。
しずく。



 自傷・他傷。

こうなることが、わかってた。

だけど、それでもよかった。

抑えられると思った。

でも、これは自分の責任。

日記に書く、ネタが出来たと思えばいいや・・・。


その瞬間は全部が飛んで、傷を目にして我に返った。

左腕がめちゃくちゃで、手首にまで傷があった。

傷は、浅いようだった。


誰が切った、とかは別にいい。

ただ、それを抑えられなかった自分がいた。


性に触れたから、死が欲しくなる。

そうなるって、わかっていたのに。

あの人の前では絶対に見せられない。

こらえきって、部屋に入って、すぐだった。

でも、予想してた。大丈夫だと思った。


すぐに手が伸びて、首が絞まった。

抵抗もしない、慣れてる。

カッターを探してる。

嫌だ。拒絶した。

その子は、笑った。


あてつけ?

私が手首切れないこと知って、切ったの?


ぞわぞわした、嫌な感じが、おさまらなかった。


しっかり握ってた主導権は簡単に奪われた。

怒号と、笑い声と、励ましと。

声が聞こえて、関係ない映像がずっと流れた。


落ち着いたときには、もう何もなかった。

泣きたかったけど、涙が出なかった。

どうしたらいいのか、怖くなった。


こんなことになるなんて、思わなかった。

いつもみたいに、すぐに終わると思った。


怒られる。

そう思った。


怖い。

傷を見るのも、またこんなことになるのも、

自分でなくなるのも、もう嫌だ。

2002年10月10日(木)
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