空虚。
しずく。



 そのどちらが幸せかなんて。

叶わぬ恋だとわかっていて。

得られないとわかっていて。

痛みを伴うのもわかっていて。

それでも、あなたが欲しくて欲しくてどうしようもない。

だけど、それはどんなに綺麗な言葉で覆い隠しても。

合意の上で、行われているものでないから。

レイプ、に他ならない。

そうやって、私は何回もあなたを犯した。

いつだって、自己満足で、

あなたが苦しむだろうとわかっていて、

それでも、抑えられなくて。


最低だ。と、罵られて当たり前なのに。


こんな気持ちになるなら、もう嫌だ。

って思うのに、身体は、正直だね・・・。

どこまでも貪欲にあなたを求め続ける。

それに終わりはなくて。

何度も何度も快楽を重ねて、

その果てにあるのは・・・死だ。


欲しいと思うのも、

嫌だと思うのも、

抱きたいと思うのも、

不安に感じるのも、


どれも正しい。

だけど、どれも間違っているんだ。


最初から答えは出ているのに。

私はそれに手を伸ばす事が出来ない。


それに触れた瞬間に、すべての意味を失う気がして。

2002年10月09日(水)
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