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■ 冷え。
ひとつのものを愛しすぎれば、
他のものの価値は見い出せなくなる。
あの人以外、何も要らない。
そう願っても、手にはいりなどしないのに。
考えたくない、考えられない。
何故なら、それが理由になってしまっているから。
「横暴。」
壁を背にして、しゃがみこむ。
大馬鹿者の、罪人だ・・・と、わかっているのに。
愚かな行為などわかって、天秤にかける。
意味をなさない、し、意味を見い出せない。
その先に何があるのか・・・考えない。
ある意味で吹っ切れてから、頭の中は真っ白になった。
そして、忘れた。嫌なものも、大切なものも。
存在を感じ取れなくなったのは、
私はもう、用済みという事なのかもしれない。
それとも、この方が都合がいいのだろうか。
夜の暗さに、寒さに、冷たさに、
どうしようもなく、誰かを望むけれど。
傍に来られると、要らなくなる。
笑顔も、泣き顔も、意図しない所へ言ってしまった。
宙ぶらりんになったままの、「自分」
死にたくない。生きたくない。
思いがあらわれては消えていく。
「わがまま。」
何が出来るのか?
じゃなく。
何をすべきか。
何をしていればいいのか。
それが、たまたま仕事だっただけで。
「自分」を認識しない場所ならどこだっていい。
今何か・・・そう、依存出来るものに手をつけたら。
それに、溺れてしまいそうな気がするから。
手を出すまい、と護る。
あの人以外に動かされることは無く、
寒さで冷えた身体はぬくもりを取り戻さない。
暗い瞳―――ぞっとする。
2002年11月01日(金)
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