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■ 正月からこれって
やっぱりしずくはどこかおかしい。 久し振りにあんな冷めた目を見た。 … …不安定にも、ほどがある。
帰り道。 あきらかに挙動不審な男がいた。 いや、駅からつけられてた。 絶対やばいと思った。
…当たって欲しくなかったが、勘は当たってしまった。
正直、怖かったのは男よりもしずくの方だった。 キスされてる間、ぼーっと空を見ていた。 指を突っ込まれても、あれを銜えさせられても、 何もされてないみたいに空ばっかり見てた。 声もあげなかった。
目を覗き込んで、ぞっとした。
感情を一切遮断してる、目だった。
「自分の、体だろ」 望がそう絶句していた。
男は執拗にキスを繰り返し、指を突っ込んでは息を荒げた。
私はとにかく逃げないと、と必死になった。 … …なのに、しずくはそれも遮断していた。
「このまま犯されてもいいのか!?」 一番近い所にいる望の声も届いてないみたいだった。
…その後どうなったのかは、知らない。
しずくは、 「どうして私なんか欲しがるんだろうね」 と、言って笑った。
その笑顔もやっぱり、怖いと思った。
2003年01月01日(水)
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