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■ 犬コロ。
私にとってあなたは絶対で。
私にとってあなたがすべてで。
あなたの言う事は、すべて正しかった。
けれど…
その、時だけは、違ってた。
私は尻尾を振り、ご機嫌をとる犬から、
あなたを、「壊」そうとする、ヒトに変わった。
中に渦巻く、歪んだ欲をぶつけるたび、
私は笑い、あなたは乞うた。
それでも私は止めなかった。
どれだけの哀願を引き出そうと、決して止めなかった。
満たされていた。けれど、空っぽだった。
…自分が堕ちた事を、実感した。
いつか、僅かな迷いもなくなる時が来る。
狂う、時が、来る。
それでも…抜け出せない。
私に、これ程の感情を与えてくれた、あなたからは。
2003年03月28日(金)
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