空虚。
しずく。



 To xxx...

夢のようだ、と思った。

嬉しさを通り越して、驚きで胸がいっぱいだった。

耳元に落とした「愛してる」を。

いつもなら拒むはずのあなたが、受け入れてくれた。

意地でも回そうとしなかった腕が、するりと背中に回された。


夢のようだ、と思った。


「少しだけ、信じてもいいかな、って…思った…」

「君を、愛したい…」


一番だった人に。

誰よりも愛していた人に。

これからも愛していく人に。


…求められた…


有り得ないと思っていた「幸せ」が、あった。


プロポーズのような私の言葉さえ、あなたは受け入れてくれた。

ねぇ、自惚れていい?…あなたのこと。「彼女」だって。

2003年04月18日(金)
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