空虚。
しずく。



 嘔吐。

馬鹿みたいなことしてる。
何が変わるわけでもないのに。
だけど、そうせずにはいられないから。
…ごめん、アルコールに依存させて。

自分の限界量なんてたかがしれてる。
飲めない量を無理矢理流し込んで、それこそ、吐くまで。
意味などない。何も解消されない。
ただそうせずにはおれない、弱い自分がいるだけ。
大嫌いなはずの、煙草まで吸いたくなって。
泣きたいはずの、涙が、出てこない。

薄笑いを浮かべながら、
感情を抑え込んで、
ただ、酒を呷るだけで。

情けなさに、反吐が出る。
こんなにガキだったのかと。

「本当の、痛みは…こんなもんじゃないのにね」


誰にも理解されない。
誰にも理解などできない。
誰にも言えない。
一生嘘をつき続けるしかない。

慣れてるはずのことが、痛い。

ああ、僕は狂ってるんだ。
と、そう思うたびに、何故か安堵する。

自分にとっては普通で、だけど異端で。
誰にも許しなど請わないし、その必要もないけれど。
僕ですら僕を許せないのは、何故なのか。

誰か、と天上に呟く。

「ぼく、を壊してください」

と。

頭おかしいな、はは。

2004年04月30日(金)
初日 最新 INDEX MAIL HOME


My追加