空虚。
しずく。



 自己否定。

一人で飲む酒に美味いも不味いもない。
ただ、流し込むだけの、「作業」を繰り返すだけ。
なんの為にこんなことをするのか。
わかっても、いない。

耐え切れないのは孤独ではなく。
自らを認識してしまう、独り、という時間なのだろう。
他人を通さないと自分を認識出来ない、
というのも、おかしな話なのだけれど。

今の僕には、何もない。
流れる血すら、無意味で。
ああ、そもそも自らを傷つけること自体が、馬鹿らしい。
そんな馬鹿らしい行為をなんとなくしてしまう、
自分の愚かさに、強い不快感を感じて。
でも、だから何が出来る?と自問して。
結局答え、など出なくて。

常に依存していなければ、生きられないのか。
と、自嘲する事すら、なくて。

急に笑いたくなったのに、
張り付いたような腐った笑みしか出てこない。

…誰でもいいよ。犯してよ。
そしたら嘲笑できるから。

…痛い、って感じたいよ…
もう、無理だ…

2004年05月06日(木)
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