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■ 重み。
唯一つの欲求さえ、どうでもいい程に、力が入らない。 腕に感じるどこか懐かしい重みがとても心地良い。 言葉を発するのがとても苦しくて、 ただ死んだ瞳をして自由のきかない体を横たえていたい。
何もかもが、とても苦しい。 荒れ狂っているはずの感情をどこかに置き忘れたように。 胸の奥で暴れているものを飼い慣らすこともせずに。
ただ、手首を縛る鎖の重さがとても、楽で。 このまま誰か私を犯してくれたらいいのに、と自嘲した。 そそられるはずの欲情すら、とても面倒くさいもので。 性欲処理に使われるのがどれだけ楽だったのか、と思い知った。
すべてを失くした世捨て人のように。 ただキーボードを叩く自由のきかない手が、 喋りたくも無い言葉を紡ぎだすのを見えていない目で、見ていた。
どれが僕で、私で、君で、あなたで、お前なのか。 かき混ぜられた消化物のようにドロドロの思考を、 痛み始めた頭でまとめられずに、ただ、思っている。
何も考えられない。考えたくない。 このまま、眠らせてくれないか… 自分の身体の、切り離された思考に願う。 ただ、もう放っておいてくれ…すぐなおるから。
つうか死ね。 ああ、切れそうになる… つうか死ね? 眠りたいんだ。眠りたい… これをかけたままでいいから… 酒を…
ねむりたい
2004年07月09日(金)
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