空虚。
しずく。



 

この日記を書くのは、胃痛がひどい時だ。
そしてそれは、大抵Sexをした後で。
アレ、は苦痛を倍増させる行為でしかないから。
それでも求めて、嫌になって、また求めて、汚しあって。
その事に安堵してしまう。まったくもって、狂ってる。

夢のような現実だった。
取りすぎたアルコールが胃壁を傷つけ、ひどく痛い。
舌打ちをひとつして、ベッドになだれ込む。
いつも最初は抵抗からはじまり、現実で終わる。
自慰の後に限りなく近い虚無が身体を満たすけれど、
まぎれもなく重ね、触れ合っていた身体は、そばにある。
「集中してよ」「何考えてるのさ」
と、夢の中でつぶやいた。
だけどそれは現実で。
暴走していた。言葉が溢れていた。
だけど本当に言いたかったのは、そうじゃない。
「…何も受け入れてはくれないんだね。こんなことしてるのに」
いっそ何も分からぬフリをして、全部ぶちまけてしまおうか。
そうすればきっと楽になれる。楽になりたい。苦しい。
繋がらない身体を重ね合ってもただ虚しいだけだ。

いつも苛立ちだけが後に残る。
じゃあ、僕の求めるセックスはなんだ。
それで本当に満足するのか?…無理なのに。

「ヤることしかないのかお前の頭は!」
とでも言ってくれればいいのに。
どうしてこうも受け入れる?
何も共有させてくれないのに。

ああ、また胃が痛い。
あんなに「好きだ」と言ったのに。
あんなに「愛してる」と言ったのに。
それが本当なのかもわからない。
…内側を抉り出したくなるよ。
いい加減、こうあることに疲れたのかな。

2004年07月18日(日)
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