空虚。
しずく。



 愛情と支配と。

イライラする。
…自分の本性を殺しているせいで、
爆発しそうでストレスがたまってイライラしてる。
愛だの恋だの、そんなもん全部どうでもいいんだな、私は。
自分っていうのがわかりきっているからこそ、
わからないフリをしていたい。
紡がれる綺麗事にすがっていたい。
ごめんね、最低だわ、私。

私が欲しいのは思い通りに動く「恋人」で。
反抗しながらも従順で。
したいときにセックスできて。
私のすることに私の思ったとおりの反応を返してくれる。
…とんでもない、絶対に手に入りはしないものなんだわ。
…手に入れてはいけないものなんだわ。

それでいて意思のない人間は要らないんだ。

私は動物的に生きたいんだなあ、って思うよ。
したくなったらセックスして、
殺したくなったら殺して、
自分の思い通りに他人を動かして。
…小さな世界で王様でいたいんだわ。

思えば、昔っからそうだった。
次の会話を予測して、自分の思うように物事をすすめて。
うまくいけば嬉しかったし、うまくいくように計ってた。
それが快感だった。他人を操っているようで。

でも、そんなこと出来ないし、許されもしない。
だけど、これはまぎれもなく自分の汚い部分だから。
こんなもんは絶対に表に出てきてはいけないものだから。

強くあらなければいけない。
「私」は何事も強く言えなくて、
謝ってばっかりで弁解がへたくそで、
自分のした事でなくても責任をなすりつけられて、
それでいても何も言えずに謝ってしまう人間でいい。
…むかつくけどな、畜生。

私は何も知らないし、知りたくない。
私は私のためだけに考えて、生きて、行動している。
愛も恋も己の快感のために人を操りたいだけだ。
身も蓋もないけれど
真実ではない。だけど嘘ではない。
認めたくないから、蓋をする。見ないフリをする。
明日になれば、またいつもの言葉を吐く私。

2004年11月13日(土)
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