空虚。
しずく。



 水の踊り。

別に、大した事じゃない。
ただ、瞳を閉じてしまいたい、だけだ。

身体が、とても、重い。
キーを打つのが、話を組み立てるのが、
会話を交わすのが、とても、苦痛に感じる。

深い、暗い穴の中には、やっぱり何もなかった。
吸い込まれそうなわけじゃない、怯えるほどの恐怖もない。
ただ、溶けて行きそうな闇が、広がっていた。

このまま、失せてしまいたい。
何かを残しても、何も残さなくても、
どちらでも構わない。そこまで、思考が及ばない。

瞳を閉じて、ゆっくりと沈んで。
何も、「思えない」まま、終わりたい。

とても重い。眠りたい。ただ、それだけなんだ…

2005年05月31日(火)
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