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■ 怖い。
こんな夜は、たまにある。 虚ろにしなければ、動けないような夜が。
理由など何もない。 あるとすれば、それは私の中。 私自身の愚かな思いから生み出された、醜い傷跡。
たかだか一本の日本酒では足りなかった。 これを空け終わるころには、酩酊していたい。 そのまま倒れこんで、眠ってしまいたい。
すべてすっ飛ばしてしまいたい。 まだるっこしい満足は、要らない。 死が欲しい。殺したい。死体が欲しい。 吐きたい。汚したい。壊してしまいたい。壊れたい。
身体が切れない。何も刻めない。 血が見たい。飲みたい。出来ない。
死体写真も、映像も、要らない。 本物がいい。そうでなきゃ、ダメだ。
こんなに渇望しているのに、 何も浮かべられずにいるから、気持ち悪いんだ。
傷つけたい。傷つけたい。 笑いたい。安心させて欲しい。 何も、おかしくはないのだと。言って、欲しい。
ああ、でもこれは、紛れもない、現実。 私には何も出来ないし、変わる事も、出来ない。 ただ、抑える事しか。その為に、切る事も、許されない。
まいったな… 本当にまいったよ…
この顔は、どうして何も変わらないんだ。 それさえ変われば、叫べれば、泣ければ、笑えれば。 少しは、変わっていけると、いうのに。
2005年06月07日(火)
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