空虚。
しずく。



 自己愛と自己否定。

彼女は言った。
「世界が終わればいいのに」
彼女は言った。
「生きることは面倒くさい」
彼女は言った。
「死ぬのは怖い」

人の事を否定する為には、
自分が揺らがないという絶対の自信が必要だと思う。
世の中の全ての判断基準は自分にあり、
例えそれが間違ってようが、正しかろうが、
自分の中で処理が出来れば、それで良いと、思う。

人は独りで生きているわけじゃない。
関わりたくないと思っても、周りには必ず人がいる。
けれど、自分のことを理解しているのは自分だけしかいない。
自己否定は自己愛であり、自己愛は自己否定である。
だから私は君に言うのだ。
「全ては自分次第」
だと。

世界は終わらないし、
生きることは面倒くさい、
死ぬのも確かに怖い。

だから、なんだと言うんだ。
生きることを拒否したからといって、君は死んでいるのか?
精神的な死など、死ではないのだよ。
そんなに生きるのが嫌なら、早く死にたまえ。
黙っていても終わりなど絶対にやってこない。
君のくだらない戯言に人を巻き込むのはやめろ。

傷の許容量は人それぞれだけれど、君のはただの「甘え」だよ。
そろそろ現実を見てくれないか。二十歳だろう?
国民年金、住民税、市民税。現実は待っちゃくれないよ。
なのにまだ、夢の世界に生きたいのかい?

2005年06月28日(火)
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