空虚。
しずく。



 少し、飲み過ぎた。

ふらついた頭はとても心地良かったけれど。
今現在少し吐き気がするので、いい飲み方だったとは言えない。

何故か眠気が起こらないので、もう少し起きてみる。
…最近は、あまり深夜に起きているのは好きじゃない。
いろんな思いばかりが浮かんで、動けなくなってしまうから。

怖いのは、これからじゃない。
これからに何があろうと生きるだけの意志は持てる。
…それが、どうして伝わらないのだろう。
いや、違うな。
わかっていても、認めてもらえない。
の、方が正しいかな。

私が身を引けばすべて終わる。
元の鞘の中に。正常な位置に収まる。
…それが、幸せなのだろうか。
私では、ダメなのだろうか。

「愛してる」と言ってくれるのに。
今、その口が紡ぐのは私を拒絶する言葉。
…別に、それでもいいけれど。
だって、私はあなたが好きなのだから。

もしも、あなたが決意して私から逃げると言うのなら。
私のものにならなくとも、あなたを殺すね。
他の人があなたに触れるなんて我慢出来ない。
わかって、くれているよね。

私にはあなた一人でいい、と何度口にしただろう。
最近はあなたが私を拒絶するたびに笑ってしまうよ。
それはご機嫌取りなんかじゃないってこと、
わかってくれていると、思っていたんだけどな。

あなたを愛してるよ。
誰にも触れさせない。
永遠に私のものでいてもらうから。

ね、『兄さん』

2005年07月28日(木)
初日 最新 INDEX MAIL HOME


My追加